家政取直相続手段帳(栢山村権右衛門) 乾
詳細情報
- 資料ID
- 7400
- 更新日
- 2025/01/22
- 大分類
- 歴史
- 資料番号
- 2-4
- 時代・年代・製作年月日・推定年代
- 乾文化12年12月~文政4年12月・坤文政5年12月~弘化3年12月
- 形態
- 竪帳
- 材質
- 紙
- 員数
- 2
- 寸法(cm・mm)
- 319×234
- 担当所管
- 生涯学習課
- 収蔵施設
- 尊徳記念館
- 解説
- これは二宮一族の権右衛門の一家仕法書である(『復刻版 二宮尊徳全集』―550~561ページ)。権右衛門家はもと名主格の富農(ふのう)であったが、文化12年(1815)にはわずか6反余の貧農に転落し、そのうえ、14両3分の借財をかかえていた。そのため尊徳は、文化13年から弘化3年(1846)まで30年にわたって権右衛門家の再興仕法を指導した。
この手段帳を見ると、はじめに、古語(『中庸』その他)をかかげて、権右衛門が二宮総本家(そうほんけ)再興に手をかさなかったことを、天理に背くこととして、きびしく教戒(きょうかい)している。仕法は、多くは権右衛門の親類縁者からの助成金(報徳金という)の利回しによって田地の請け戻しをするというやり方であった。
この仕法書の下冊(坤)末尾には、長編の「報徳訓」も記され、のちの一家再興仕法の範例とされて、多くの人びとに閲覧されたという。この閲覧者の一人に、尊徳の上司、真岡(もおか)代官山内総左衛門董正があり、上冊(乾)に賛辞を跋文(ばつぶん)としてよせている。