習字手本
詳細情報
- 資料ID
- 7431
- 更新日
- 2025/01/20
- 大分類
- 歴史
- 資料番号
- 3-3
- 時代・年代・製作年月日・推定年代
- 文化元年2月(1804)
- 形態
- 竪帳
- 材質
- 紙
- 員数
- 1
- 寸法(cm・mm)
- 235×153
- 担当所管
- 生涯学習課
- 収蔵施設
- 尊徳記念館
- 解説
- 尊徳が使用した習字手本が、弟三郎左衛門家に遺されたもので、文例のひとつに「文化元年(1804)二月」の年記がある。
これは栢山村名主(なぬし)二宮常左衛門が尊徳に書き与えた手本と伝えられているが「常左衛門」は「七左衛門」の誤りであろう。かれは寺小屋の師匠でもあったと思われる。
この内容は、(1)源平藤橘(げんぺいとうきつ)に始まる名頭字尽(ながしらじづくし)(人の名に使われる文字)(2)足柄(あしがら)地方の村名を羅列(られつ)した村名尽、(3)まぎらわしい仮名遣い、(4)田畑(でんぱた)売渡(うりわたし)証文(しょうもん)・金子(きんす)借用(しゃくよう)証文の書き方、とつづき、最後は菅原道真の歌「東風(こち)吹ば匂ひをこせよむめ(梅)の花、あるじなしとてはるなわすれそ」となっている。
いっぱんに手習(てならい)本は、寺子屋の師匠が幼い筆子(ふでこ)(生徒)に書き与えるものであるが、本資料は、田畑売渡証文の形式など高度のものも含むから、18歳(文化元年)となり、自立を目指す尊徳の特別注文によって作成されたものであろう。最後の菅公(かんこう)の歌は、学問の神様つまり道真をもって、尊徳を激励するために加えられたものと思われる。