白髭神社の奉射祭
詳細情報
- 資料ID
- 43320
- 登録日
- 2026/03/12
- 更新日
- 2026/06/01
- 大分類
- 民俗
- フリガナ
- しらひげじんじゃのぶしゃさい
- 員数
- 1
- 指定
- 市指定無形民俗文化財(昭和56年3月30日)
- 解説
- 白髭神社の奉射祭は、鎌倉時代初期の中村郷の豪族中村氏が、文治6年(1190)1月7日に「毘沙之的(びしゃのまと)を射る式」を奉納したのが始まりとされます。
その年の五穀豊穣(ごこくほうじょう)の吉凶を占う新年の神事で、1月7日に古式にのっとり行われます。
竹ヒゴで編んだ的に、径約2mの16のウズを描き、境内の椿で作った鳥形(ツバメと伝わります)を的の上部に3個吊るし、神楽殿の前に西向きに立てます。
射手(いて)は、代々同社の神主だった小船小宮家の本家と分家の当主が務めます。
神前に狩衣(かりぎぬ)姿の二人の射手が進み、宮司のお祓いを受けた後、位置につきます。
宮司の太鼓を合図に、本家の当主が矢をつがえ、分家の当主が御散米を的の前にまいた後、3回的を射ます。
続いて分家の当主に交代し3回、再び本家の当主が1回、計7矢を射ます。最後の1矢の後、観衆(現在は小学生以下)が奪い合う「的破り」で終了します。
鳥形を的に吊るのは「鳥追い」の意味とも推測され、持ち帰った鳥形を 家の戸口に吊るしておくと厄除けとなり、幸運に恵まれると言われています。
なお、同社は下中地区の総鎮守で、縁起書(えんぎしょ)に元慶元年(877)9月9日の建立と伝わる古い神社です。