| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近世（1590-1870） |
| 西暦 | 1843 |
| 年号 | 天保14年(1843)癸卯閏⑨ |
| 君主 | 大久保忠愨 |
| 政治・経済 | 2.5 岩原村(南足柄市)ほか8か村が日光社参の人馬役免除を願い出る[南2-36] 3.6～ 大久保忠愨,小田原に初入部する[真資-21] 3.18 吉田島村(開成町)ほか18か村が日光社参寄人馬負担免除を幕府代官に願い出る[開1-102] 3.━ 金井島村(開成町)名主五郎左衛門が所持高と借財845両余を書き上げる[Ⅲ-172] 4.2 忠愨,根府川関所を視察する[真資-21] 4.10 小田原藩,将軍日光社参にともない加番を箱根関所等に派遣する[関下-22] 4.━ 欄干橋町竹本屋幸右衛門・同町尾島屋忠次郎・高梨町百足屋孫七らが小田原報徳社の議定書を取り決める≪小田原報徳社の設立≫ 5.23 小田原宿人足肝煎座の古新宿町浅左衛門・竹花町六郎兵衛が藩主初入部の冥加金献納により褒美として真岡木綿等を下賜される[Ⅲ-174] 5.24 西郡の古着・古鉄・古道具商人30人が仲間解散後の商売について協定する[南3-213] 5.28 小田原藩,藩主初入部の冥加金献納につき福浦村(湯河原町)浦右衛門に袴着用を許可する[湯1-91] 5.━ 箱根ほか5関所付80か村が将軍日光社参に伴う寄人馬・当分助郷を免除される[Ⅲ-173] 6.6 相模国三浦郡の所領5525石余が足柄上下・大住・淘綾・愛甲各郡および津久井県計7095石余と替え地となる[県4-2]≪大磯宿・平塚宿の小田原藩領編入≫ 6.16 領内の寺社が藩主にお目見えする[御叢2-8-47] 6.21 領内村役人が藩主にお目見えする[御1-2-17] 6.━ 小田原宿,街道巡察中の幕府役人に宿駅助成のため役高3分1削減,年1000両での役勤めを嘆願する[町誌上] 8.━ 小田原城下の諸職人が在方商人の商業活動制限を惣町で願い出る[Ⅲ-177] 8.10 小田原藩,荻窪村寺町・井細田村・池上村・多古村での見世店商いを禁止する[Ⅲ-177] 8.16 小田原藩,異国船渡来の際の非常時浦賀援兵が解除される[Ⅰ-2]≪非常時浦賀援兵解除≫ 8.22 小田原藩領編入の大磯宿・東小磯村が代官支配継続を江川英竜に願い出る[大磯2-106] 8.━ 関本村(南足柄市)が諸商売停止命令の撤回を願い出る[南3-224] 〃 東山家組合村むら(松田町・秦野市)が特産の真木・炭・杉板などの値下げを申し合わせ届け出る[Ⅲ-176] 〃 篠窪村(大井町)が農間渡世商い等について議定書を作成する[県5-231] 10.━ 大磯宿が宿賄金不足分356両の拝借を小田原藩に願い出る[大磯2-107] 11.━ 曽我谷津村与兵衛ら油絞稼ぎ人9名が幕府の買い上げ菜種を書き上げる[Ⅲ-178] 〃 千津島村(南足柄市)ほか11か村の油絞り人が関東取締出役へ買い上げ菜種を書き上げる[Ⅲ-179] 12.━ 千津島村ほか11か村が江戸の御用油御手絞所へ買い上げ分の菜種を納入する[Ⅲ-180] |
| 社会・文化 | 2.9 御厨領で大地震があり,箱根(深良)用水石垣等が破損する[裾6-232] 3.13 藩主領内巡見を予想して御厨領村で道橋の修復に取り掛かる[御叢2-8-37] 3.15 御厨領須走村(小山町)浅間神社神主・御師職惣代が藩主初入部につき小田原城で武運長久の祈禱を執り行う[小山2-526] 8.4～ 三井園蚊牛が信州・越後・越前・京坂を旅して「越路日記」を書き残す[御4-3-2] 9.3 真鶴を出帆した茶畑町吉兵衛所持の600石積廻船が強風で夜中遭難し辻堂村(藤沢市)に漂着する[県9-交384] 9.4 女房が板橋地蔵参詣のとき日傘を使用しとがめられた雨坪村(南足柄市)幸吉,掛り代官に弁明書を差し出す[南2-228] 11.8 御厨領御殿場下町(御殿場市)新教寺より出火,下町半分を焼失する[御叢2-8-52] 12.15 寺子屋師匠小船村普済寺鉄柱の死去に際して筆子塚が建立される |
| 国内・国際 | 2.20 佐賀藩,西洋砲13門を製造する 3.26 幕府,江戸への出稼ぎ人に帰郷を命じる(人返し令) 4.13～21 将軍家慶,日光に社参する(最後の日光社参) 4.28 幕府,庶民のぜいたくな衣類・家作を禁止する 4.━ 幕府,馬喰町貸付金の返済未納分につき半分を棄捐する 6.1 幕府,江戸周辺10里四方を直轄領とする(上知令) 6.10 幕府,鳥取藩等5藩に下総国印旛沼開拓の助役を命じる 6.11 川越藩が相模国・武蔵国に替え地1万9819石余を拝領する 6.17 幕府,新潟を直轄地とし,新潟奉行を置く 6.━ 代官江川英竜,鉄砲方を兼務する 〃 幕府,町人などの武芸稽古を禁止する 8.12 武蔵国四谷角筈村に大筒射撃場が設置される 8.20 蘭方医佐藤泰然,江戸の私塾和田塾を佐倉に移し「順天堂」と名付ける ⑨.6 幕府,各地で上知令反対運動がおきたため上知令を撤回する ⑨.13 水野忠邦が失脚する 11.━ 武蔵・下総両国283か村,江戸市中の下肥値段値下げを取り決める この年 水戸藩が神仏分離を断行,鐘・半鐘等903個を接収し,190か寺を整理する |
時代区分
近世（1590-1870）
西暦
1843
年号
天保14年(1843)癸卯閏⑨
君主
大久保忠愨
政治・経済
2.5 岩原村(南足柄市)ほか8か村が日光社参の人馬役免除を願い出る[南2-36]
3.6～ 大久保忠愨,小田原に初入部する[真資-21]
3.18 吉田島村(開成町)ほか18か村が日光社参寄人馬負担免除を幕府代官に願い出る[開1-102]
3.━ 金井島村(開成町)名主五郎左衛門が所持高と借財845両余を書き上げる[Ⅲ-172]
4.2 忠愨,根府川関所を視察する[真資-21]
4.10 小田原藩,将軍日光社参にともない加番を箱根関所等に派遣する[関下-22]
4.━ 欄干橋町竹本屋幸右衛門・同町尾島屋忠次郎・高梨町百足屋孫七らが小田原報徳社の議定書を取り決める≪小田原報徳社の設立≫
5.23 小田原宿人足肝煎座の古新宿町浅左衛門・竹花町六郎兵衛が藩主初入部の冥加金献納により褒美として真岡木綿等を下賜される[Ⅲ-174]
5.24 西郡の古着・古鉄・古道具商人30人が仲間解散後の商売について協定する[南3-213]
5.28 小田原藩,藩主初入部の冥加金献納につき福浦村(湯河原町)浦右衛門に袴着用を許可する[湯1-91]
5.━ 箱根ほか5関所付80か村が将軍日光社参に伴う寄人馬・当分助郷を免除される[Ⅲ-173]
6.6 相模国三浦郡の所領5525石余が足柄上下・大住・淘綾・愛甲各郡および津久井県計7095石余と替え地となる[県4-2]≪大磯宿・平塚宿の小田原藩領編入≫
6.16 領内の寺社が藩主にお目見えする[御叢2-8-47]
6.21 領内村役人が藩主にお目見えする[御1-2-17]
6.━ 小田原宿,街道巡察中の幕府役人に宿駅助成のため役高3分1削減,年1000両での役勤めを嘆願する[町誌上]
8.━ 小田原城下の諸職人が在方商人の商業活動制限を惣町で願い出る[Ⅲ-177]
8.10 小田原藩,荻窪村寺町・井細田村・池上村・多古村での見世店商いを禁止する[Ⅲ-177]
8.16 小田原藩,異国船渡来の際の非常時浦賀援兵が解除される[Ⅰ-2]≪非常時浦賀援兵解除≫
8.22 小田原藩領編入の大磯宿・東小磯村が代官支配継続を江川英竜に願い出る[大磯2-106]
8.━ 関本村(南足柄市)が諸商売停止命令の撤回を願い出る[南3-224]
〃 東山家組合村むら(松田町・秦野市)が特産の真木・炭・杉板などの値下げを申し合わせ届け出る[Ⅲ-176]
〃 篠窪村(大井町)が農間渡世商い等について議定書を作成する[県5-231]
10.━ 大磯宿が宿賄金不足分356両の拝借を小田原藩に願い出る[大磯2-107]
11.━ 曽我谷津村与兵衛ら油絞稼ぎ人9名が幕府の買い上げ菜種を書き上げる[Ⅲ-178]
〃 千津島村(南足柄市)ほか11か村の油絞り人が関東取締出役へ買い上げ菜種を書き上げる[Ⅲ-179]
12.━ 千津島村ほか11か村が江戸の御用油御手絞所へ買い上げ分の菜種を納入する[Ⅲ-180]
社会・文化
2.9 御厨領で大地震があり,箱根(深良)用水石垣等が破損する[裾6-232]
3.13 藩主領内巡見を予想して御厨領村で道橋の修復に取り掛かる[御叢2-8-37]
3.15 御厨領須走村(小山町)浅間神社神主・御師職惣代が藩主初入部につき小田原城で武運長久の祈禱を執り行う[小山2-526]
8.4～ 三井園蚊牛が信州・越後・越前・京坂を旅して「越路日記」を書き残す[御4-3-2]
9.3 真鶴を出帆した茶畑町吉兵衛所持の600石積廻船が強風で夜中遭難し辻堂村(藤沢市)に漂着する[県9-交384]
9.4 女房が板橋地蔵参詣のとき日傘を使用しとがめられた雨坪村(南足柄市)幸吉,掛り代官に弁明書を差し出す[南2-228]
11.8 御厨領御殿場下町(御殿場市)新教寺より出火,下町半分を焼失する[御叢2-8-52]
12.15 寺子屋師匠小船村普済寺鉄柱の死去に際して筆子塚が建立される
国内・国際
2.20 佐賀藩,西洋砲13門を製造する
3.26 幕府,江戸への出稼ぎ人に帰郷を命じる(人返し令)
4.13～21 将軍家慶,日光に社参する(最後の日光社参)
4.28 幕府,庶民のぜいたくな衣類・家作を禁止する
4.━ 幕府,馬喰町貸付金の返済未納分につき半分を棄捐する
6.1 幕府,江戸周辺10里四方を直轄領とする(上知令)
6.10 幕府,鳥取藩等5藩に下総国印旛沼開拓の助役を命じる
6.11 川越藩が相模国・武蔵国に替え地1万9819石余を拝領する
6.17 幕府,新潟を直轄地とし,新潟奉行を置く
6.━ 代官江川英竜,鉄砲方を兼務する
〃 幕府,町人などの武芸稽古を禁止する
8.12 武蔵国四谷角筈村に大筒射撃場が設置される
8.20 蘭方医佐藤泰然,江戸の私塾和田塾を佐倉に移し「順天堂」と名付ける
⑨.6 幕府,各地で上知令反対運動がおきたため上知令を撤回する
⑨.13 水野忠邦が失脚する
11.━ 武蔵・下総両国283か村,江戸市中の下肥値段値下げを取り決める
この年 水戸藩が神仏分離を断行,鐘・半鐘等903個を接収し,190か寺を整理する