| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近現代（1871-2000） |
| 西暦 | 1915 |
| 年号 | 大正四年(一九一五)乙卯 |
| 政治・経済・社会 | 1.━ 足柄村役場,公衆電話(小田原局区域)を特設[430] 2.1 国府津村会,有給助役設置条例を可決[Ⅱ-12] 2.6 足柄上・下両郡大隈伯後援会,小田原町実業奨励会を中心に結成,発会式[430] 6.23 鉄道院熱海線建設事務所が設置され,7月20日から国府津―沼津間設計測量を開始[Ⅱ-258] 7.2 有限会社曽我谷津信用購買組合(下曽我村)が設立される[430] 7.30 国府津村,熱海線用地買収委員・地主総代を選出[284] 7.━ (株)戊申貯蓄銀行小田原代理店,御大典記念学童貯金を開始[430] 8.14 富士屋自働車(株),自動車による旅客貨物運輸営業の免許をうける[384] 10.5 県会議員定期改選選挙,吉田義之(小田原町),椎野吉五郎(国府津村),河野治平(豊川村),柏木幸次郎(曽我村)が当選[176] 10.29 吉田義之が県会副議長に,河野治平が郡部名誉職参事会員に就任[176] 〃 足柄村池上・久野記念耕地整理組合が設立認可される[15,176] 11.2 東洋信託合資会社(万年3丁目,金融・不動産業)が設立される[430] 11.10 小田原幼年分鑑幼年囚46人に恩赦令が適用され減刑となる[430] 11.10～14 足柄下郡各町村で御大典奉祝行事が執行される[430] 11.━ 足柄下郡農会,柑橘園品評会を開催[Ⅱ-80] この年 国府津村会,町制施行を可決するが,県から許可がおりず立消えとなる[284,430] 〃 足柄村,御大典記念として久野冷水河原を中心に造林10か年計画に着手[119] 〃 豊川村,御即位記念基本財産林造成条例を制定し,事業に着手(1922年完成)[369] 〃 小田原町内各衛生組合,連合衛生組合を組織[430] 〃 足柄下郡内海外出稼人278人,送金額1万8200円余[6] 〃 米・麦をはじめ農産物価格が低落し,肥料の購入ができない農家があらわれる[Ⅱ-57] この頃 町村長・町村吏員が神社祭祀に関与することが多くなり,足柄下郡神職会による祭式作法の講習会が開かれるようになる[Ⅱ-26] |
| 文化・教育 | 2.21 財団法人道徳教会,青年部を創立[45] 2.27 皇太子,小田原御用邸に淳宮・高松宮を訪問[430] 2.━ 富貴座が映画常設館に転向し,日本活動写真(株)から配給をうける,2月21日「アントニーとクレオパトラ」を上映[218,430] 4.1 尋常桜井小学校に高等科を併置し,尋常高等桜井小学校と改称[59] 〃 尋常高等曽我小学校に女子高等技芸補習学校を付設[46] 5.━ 横浜貿易新報社,小田原支局を開設[430] 8.━ 足柄下郡実業学科教員夏期講習会を開催[Ⅱ-150] 〃 中央報徳会,「二宮翁誕生遺跡之碑」(一木喜徳郎篆額)を桜井村生誕地に建設[119] 10.6 仏教慈徳会,講話会活動を開始(第1回は下府中村)[430] 10.7 台風により小田原町内浸水家屋80戸,酒匂川・早川で橋が流失[177] 10.9 紹太寺山門(大窪村)が焼失[430] 10.━ 尋常高等第一・第二片浦小学校を統合し,尋常高等片浦小学校と改称[46] 11.10 御大典記念事業の1つとして,小田原町内3小学校に共通の校章を作製[430] 11.12 足柄村中島熊野社・多古白山神社・井細田八幡社・今井八幡社・飯田岡飯田神社・府川諏訪神社・蓮正寺稲荷社,上府中村高田八幡社・千代三島社・東大友八幡神社・矢作浅間神社・永塚雷電社・王子神社,酒匂村山王原山王神社,神饌幣帛料の供進神社に指定される[203] 11.28 小田原一丁田婦人会の御即位記念会で,嘉悦孝子・棚橋絢子が「婦人の国家的覚悟について」を講演[150] 12.━ 福田正夫,処女詩集『農民の言葉』を自費出版 この年 足柄下郡内各神社,御大典記念事業に着手[430] 〃 尋常第三小田原小学校増築用地にお壕の埋立を計画するが,反対のため新玉に土地を求める[46,430] 〃 遵正会・報恩会・台宿矯風会・集成会(小田原町青年会),敬老会(下府中村青年会)が組織される[351,430] 〃 小田原保勝会,城址外壕に蓮根を植付ける[Ⅱ-127] 〃 辻村伊助「スイス日記」を『山岳』に寄稿[190] |
| 国内・国際 | 1.18 日本,中国大総統袁世凱に5号21か条の要求を提出 1.25 米価調節令を公布(米価低落対策) 1.━ 京浜間の土地が下落 3.11 第1次蚕糸業救済措置を実施 3.25 第12回総選挙 5.9 中国,日本の21か条の要求を承認,25日調印 5.15 横浜駅を新設,平沼駅を廃止,旧横浜駅を桜木町駅と改称 6.4 県,農事調査報告規程を制定 6.21 無尽業法を公布(無尽講・頼母子講を免許制とする) 6.30 看護婦規則を公布 8.10 大隈重信内閣改造(外相・蔵相・海相辞職) 9.15 内務・文部両省,青年団体の指導育成・設置基準について共同訓令 10.1 御大典記念京都博覧会が開幕 10.7 米価調節調査会官制を公布 10.10 県,特別会計に天皇即位恩賜賑恤基金を設置 10.19 日本,ロンドン宣言に加入 10.28 日・英・露3国,共同して袁世凱に帝制延期を勧告 11.4 生糸相場が急騰 11.10 大正天皇即位式 11.30 日・仏・英・伊・露5か国,単独不講和宣言に調印 11.━ 物価上昇傾向に転ずる 12.4 東京株式市場大暴騰(大戦景気) |
時代区分
近現代（1871-2000）
西暦
1915
年号
大正四年(一九一五)乙卯
政治・経済・社会
1.━ 足柄村役場,公衆電話(小田原局区域)を特設[430]
2.1 国府津村会,有給助役設置条例を可決[Ⅱ-12]
2.6 足柄上・下両郡大隈伯後援会,小田原町実業奨励会を中心に結成,発会式[430]
6.23 鉄道院熱海線建設事務所が設置され,7月20日から国府津―沼津間設計測量を開始[Ⅱ-258]
7.2 有限会社曽我谷津信用購買組合(下曽我村)が設立される[430]
7.30 国府津村,熱海線用地買収委員・地主総代を選出[284]
7.━ (株)戊申貯蓄銀行小田原代理店,御大典記念学童貯金を開始[430]
8.14 富士屋自働車(株),自動車による旅客貨物運輸営業の免許をうける[384]
10.5 県会議員定期改選選挙,吉田義之(小田原町),椎野吉五郎(国府津村),河野治平(豊川村),柏木幸次郎(曽我村)が当選[176]
10.29 吉田義之が県会副議長に,河野治平が郡部名誉職参事会員に就任[176]
〃 足柄村池上・久野記念耕地整理組合が設立認可される[15,176]
11.2 東洋信託合資会社(万年3丁目,金融・不動産業)が設立される[430]
11.10 小田原幼年分鑑幼年囚46人に恩赦令が適用され減刑となる[430]
11.10～14 足柄下郡各町村で御大典奉祝行事が執行される[430]
11.━ 足柄下郡農会,柑橘園品評会を開催[Ⅱ-80]
この年 国府津村会,町制施行を可決するが,県から許可がおりず立消えとなる[284,430]
〃 足柄村,御大典記念として久野冷水河原を中心に造林10か年計画に着手[119]
〃 豊川村,御即位記念基本財産林造成条例を制定し,事業に着手(1922年完成)[369]
〃 小田原町内各衛生組合,連合衛生組合を組織[430]
〃 足柄下郡内海外出稼人278人,送金額1万8200円余[6]
〃 米・麦をはじめ農産物価格が低落し,肥料の購入ができない農家があらわれる[Ⅱ-57]
この頃 町村長・町村吏員が神社祭祀に関与することが多くなり,足柄下郡神職会による祭式作法の講習会が開かれるようになる[Ⅱ-26]
文化・教育
2.21 財団法人道徳教会,青年部を創立[45]
2.27 皇太子,小田原御用邸に淳宮・高松宮を訪問[430]
2.━ 富貴座が映画常設館に転向し,日本活動写真(株)から配給をうける,2月21日「アントニーとクレオパトラ」を上映[218,430]
4.1 尋常桜井小学校に高等科を併置し,尋常高等桜井小学校と改称[59]
〃 尋常高等曽我小学校に女子高等技芸補習学校を付設[46]
5.━ 横浜貿易新報社,小田原支局を開設[430]
8.━ 足柄下郡実業学科教員夏期講習会を開催[Ⅱ-150]
〃 中央報徳会,「二宮翁誕生遺跡之碑」(一木喜徳郎篆額)を桜井村生誕地に建設[119]
10.6 仏教慈徳会,講話会活動を開始(第1回は下府中村)[430]
10.7 台風により小田原町内浸水家屋80戸,酒匂川・早川で橋が流失[177]
10.9 紹太寺山門(大窪村)が焼失[430]
10.━ 尋常高等第一・第二片浦小学校を統合し,尋常高等片浦小学校と改称[46]
11.10 御大典記念事業の1つとして,小田原町内3小学校に共通の校章を作製[430]
11.12 足柄村中島熊野社・多古白山神社・井細田八幡社・今井八幡社・飯田岡飯田神社・府川諏訪神社・蓮正寺稲荷社,上府中村高田八幡社・千代三島社・東大友八幡神社・矢作浅間神社・永塚雷電社・王子神社,酒匂村山王原山王神社,神饌幣帛料の供進神社に指定される[203]
11.28 小田原一丁田婦人会の御即位記念会で,嘉悦孝子・棚橋絢子が「婦人の国家的覚悟について」を講演[150]
12.━ 福田正夫,処女詩集『農民の言葉』を自費出版
この年 足柄下郡内各神社,御大典記念事業に着手[430]
〃 尋常第三小田原小学校増築用地にお壕の埋立を計画するが,反対のため新玉に土地を求める[46,430]
〃 遵正会・報恩会・台宿矯風会・集成会(小田原町青年会),敬老会(下府中村青年会)が組織される[351,430]
〃 小田原保勝会,城址外壕に蓮根を植付ける[Ⅱ-127]
〃 辻村伊助「スイス日記」を『山岳』に寄稿[190]
国内・国際
1.18 日本,中国大総統袁世凱に5号21か条の要求を提出
1.25 米価調節令を公布(米価低落対策)
1.━ 京浜間の土地が下落
3.11 第1次蚕糸業救済措置を実施
3.25 第12回総選挙
5.9 中国,日本の21か条の要求を承認,25日調印
5.15 横浜駅を新設,平沼駅を廃止,旧横浜駅を桜木町駅と改称
6.4 県,農事調査報告規程を制定
6.21 無尽業法を公布(無尽講・頼母子講を免許制とする)
6.30 看護婦規則を公布
8.10 大隈重信内閣改造(外相・蔵相・海相辞職)
9.15 内務・文部両省,青年団体の指導育成・設置基準について共同訓令
10.1 御大典記念京都博覧会が開幕
10.7 米価調節調査会官制を公布
10.10 県,特別会計に天皇即位恩賜賑恤基金を設置
10.19 日本,ロンドン宣言に加入
10.28 日・英・露3国,共同して袁世凱に帝制延期を勧告
11.4 生糸相場が急騰
11.10 大正天皇即位式
11.30 日・仏・英・伊・露5か国,単独不講和宣言に調印
11.━ 物価上昇傾向に転ずる
12.4 東京株式市場大暴騰(大戦景気)