近現代（1871-2000）

1971

昭和四六年(一九七一)辛亥

1.18　し尿高速化学処理場で全国初の専用汚泥焼却炉の運転を開始[219] 1.19　県公害センター,湯浅蓄電池製造(株)の排水によるカドミウム汚染地区を3haと発表,地元民は湯浅電池公害対策委員会を結成して補償交渉を開始[219] 1.26　市商工課,カドミウム汚染米調査結果ならびに汚染米処理方法を関係農家に説明[219] 1.━　新玉新道商店街,新栄通り商店街と改称[219] 2.24　社会福祉法人長寿会(入生田)が設立される[60] 3.18　小田原商工会議所,事務所を市民会館から商工会館(新築,5月17日落成式)に移転,3月2日業務開始[90] 3.25　市営蛍田・桑原・花里住宅75戸が完成[285] 4.1　橘町,小田原市に合併(面積114.24k㎡,人口16万4198人),市役所橘支所を開設[285] 〃　城山福祉館が開館,市内社会福祉団体の連絡および活動の支援と,肢体不自由児の機能回復訓練を開始,3月31日健康学園は閉園となる[285] 〃　国民健康保険加入の満75歳以上の高齢者医療費の10割給付を実施[311] 4.23　市議会議員選挙,定数36に44人が立候補(投票率84.28%)[285] 4.28　西湘バイパス小田原―二宮間が有料道路として開通[285] 4.━　小田原市医師会の衛生会館が完成,衛生学院を併設して看護婦の養成を開始[285] 〃　市,水道料金などの公共料金の大幅値上げを実施[219] 〃　大規模農道小田原―秦野線,農林省の県営広域営農団地事業として着手される[60] 5.1　市,聴覚障害者に高感度補聴器購入費扶助を実施[60] 5.19・26　橘地区「市政のつどい」を開催[285] 5.31　小田原消費生活センターが小田原合同庁舎に開設される[285] 6.14　鉄労国府津機関区分会が結成される[105] 6.24　小田原市人権擁護委員会を設置[60] 6.27　参議院議員選挙,神奈川地方区から河野謙三(自民),片岡勝治(社会)が当選 6.━　小田原警察署交通課に交通巡視員6人を配置[285] 7.1　市役所機構改革,環境整備課を新設[285] 7.━　国道255号線井細田バイパスが開通[219] 〃　志沢デパート,従業員用保育施設アストレア学園を開園[219] 8.1　小田原市光化学スモッグ対策実施要綱を制定[60] 9.9　小田原市庁舎建設審議委員が選出される[219] 9.22　小田原商工会議所,ドルショックによる金融措置を市内金融機関に要望[90] 9.━　柑橘危機突破神奈川県生産者大会で,オレンジ果汁の自由化阻止を決議[192] 10.1　第4次新住居表示「扇町」(旧池上・多古・井細田の一部を廃止)を実施[285] 10.11　小田原商工会議所,商業技能士制度を採用[90] 10.━　市環境整備課,新幹線の騒音測定を開始[通] 11.23　長崎屋小田原店が新装開店[60,90] 12.4　飯泉地区でガスタンク増設反対同盟が結成され,市議会に陳情運動を開始[219] 12.━　小田原市斎場(久野)が完成,1972年1月操業[285] この年　「小田原市総合計画」前期基本計画に着手(～1975年) 〃　ドルショック・円切り上げにより箱根物産製品の価格低迷,出荷延期,契約破棄が相次ぐ[60] 〃　小田原市農業協同組合久野支店そ菜部・足柄そ菜部・富水そ菜研究会が発足[60] 〃　米の減反が実施されるが,小田原市の実施率は計画の60%台と県内でも最も低調となる[通] 〃　小田原南足柄地区広域営農団地整備計画が策定される[60] 〃　小田原郵便局庁舎,新築落成[219] 〃　知的障害をもつ人たちに関わる施設・団体・行政機関が横の連携をとり,問題解決をはかるため,小田原地域コミッティを結成[153] 〃　小田原市知的障害児生活訓練会を富士学園で実施[60] 〃　国道255号線商工会対策協議会,県水道企業団の導水管敷設工事対策の共同処理機関として結成される[60] 〃　市内にはじめて光化学スモッグ注意報が発令される[通] 〃　国労国府津支部・動労国府津支部,マル生反対闘争を開始[105] この頃　中卒就職者の減少にともない,1970年代を通して新規高卒の求人倍率は3～4倍に安定[206]

1.12　小田原市適正就学委員会が設置され,知的障害児の就学指導を開始[60] 1.22　文化庁,史跡指定地内への市庁舎増改築は不許可を内示[219] 3.7　小田原ソロプチミスト・クラブ(会長小林絢)発足[221] 3.30　「小田原高校地内の叢林」が県の天然記念物に,「根府川寺山神社の鹿島踊り」が県の無形文化財に指定される[124] 3.━　芦子小学校・下曽我小学校・泉中学校に講堂兼屋内体育館が,国府津中学校・千代中学校にプールが完成[311] 4.6　常盤木門完成式(市制30周年記念事業)[285] 4.20　市立図書館内に資料館を増設,開館[114] 4.21　「相模人形芝居下中座」が国の無形文化財に指定される[285] 4.━　郷土文化館が常盤木門多聞櫓に移転[311] 〃　足柄小学校・芦子小学校・久野小学校間で通学区域を一部変更[285] 〃　市立病院救急車のサイレンが電子サイレンに変更される[285] 6.1　橘支所に市立図書館分館が開設される[285] 〃　上府中支所に「上府中文庫」を開設[285] 6.16　松永安左衛門(95)没,板橋の自宅で通夜[219] 6.22　「銅造大日如来坐像」(宝金剛寺)が国の重要文化財に指定される[124] 6.━　第1回市民教養大学を中央公民館で開講[82] 7.1　新玉小学校,安全教育日本一で総理大臣表彰をうける[285] 7.22　城址公園内「姿見の松」を伐採[219] 8.11～13　市社会福祉協議会,特殊学級の夏季宿泊学習を塔ノ峰青少年の家で実施(第1回)[285] 8.30～31　台風23号による大雨,雨量204.5mm,市内浸水被害(床上149,床下2213)[60,100] 9.━　第1回小田原市公民館大会を開催[82] 11.3　石井富之助,図書館発展への貢献により神奈川文化賞を受賞[60] 11.━　小田原男声合唱団が結成される(常任指揮者に福永陽一郎)[219] 12.1　井上三綱,ワシントン世界銀行画廊で個展を開く(～1972年1月15日)[219] 12.━　小田原女子短期大学争議,教職員が組合を結成(委員長関重広),地労委へ不当労働行為を申し立てる,1972年7月1日地労委認定,1973年12月23日協定成立[105] 〃　森戸公園が完成[285] この年　校舎の鉄筋化率,小学校49.9%,中学校56.2%[311] 〃　中学卒業者の進学率が91.6%となる[312] 〃　城内小学校に知的障害児のための特殊学級を開設[311] 〃　早川東組・久所・宮本・曽我谷津の各地区公民館が設置される[82] 〃　桜井地区スポーツ少年団十憲会・富水少年サッカークラブ・鴨宮剣修会・片浦バレーボール愛好会(青少年スポーツクラブ)が結成される[285] 〃　小田原サークル協議会が結成される[82] 〃　市,小田原城本丸・二の丸の遺構調査を根津美術館に依頼[60] 〃　辻村農園を一般に開放[219] 〃　文芸同人誌「風」を刊行(～1976年) 〃　酒匂川左岸から中郡大磯町にかけての海岸砂浜の浸食がすすんだため,相模湾漁業公害対策協議会は県に調査を依頼[364]

2.22　成田空港予定地第1次強制代執行(9月16日第2次) 2.27　文部省,小・中学校学習指導要録を改定 3.1　伊勢原町,市制施行 3.12　県公害防止条例を公布(9月11日施行) 〃　県議会議員選挙区別定数を改正告示(33選挙区95人) 4.3　卸売市場法を公布 4.16　天皇・皇后,初めて広島原爆慰霊碑に参拝 4.30　社会教育審議会,生涯教育を提唱 5.25　中高年齢者等雇用促進特別措置法を公布 6.17　沖縄返還協定に調印 6.30　グレープ・フルーツ等輸入自由化実施 7.1　環境庁設置 7.3　東亜国内航空機,函館で墜落 7.30　岩手県雫石上空で全日空機と自衛隊機が接触し墜落 8.15　ニクソン米大統領,ドル防衛策を発表 8.16　桐蔭学園,第53回全国高等学校野球選手権大会で初優勝 〃　ドルショックで株式市場大暴落 8.28　政府,円の変動相場制を採用 9.14　中央公害対策審議会発足 9.27　天皇・皇后,欧州訪問 9.28　美濃部都知事,議会でゴミ処理の危機を訴える(東京ゴミ戦争) 10.1　第一勧業銀行発足 10.10　NHK総合テレビ,全カラー化(テレビ普及率82%,カラー40%) 10.25　国連総会,中国の国連復帰を決定 11.1　海老名町・座間町,市制施行 11.6　日教組・総評など16団体,民主教育をすすめる国民連合を結成 11.7　米第7艦隊所属空母,横須賀を母港化(1972年政府承認) 11.10　沖縄で返還協定批准反対ゼネスト 11.17　衆議院,沖縄返還協定を強行採決 12.17　10か国蔵相会議,スミソニアン体制発足 12.20　円切り上げ実施(1ドル・308円) 12.23　大映,倒産(1974年再建) この年　米海軍座間キャンプ・米海軍厚木基地,自衛隊が移駐し,日米共同使用を開始 〃　Tシャツとジーパン爆発的人気