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寳金剛寺の薬師如来坐像(ほうこんごうじのやくしにょらいざぞう)

美術・工芸/文化財指定・登録あり/原始・古代/中世
通常公開していません。
文化財指定:市指定
文化財指定(年月日):平成21年3月30日
種別:彫刻
個数:1躯
形状等:木造 一木造(いちぼくづくり) 
玉眼(ぎょくがん)
像高 60.3㎝
 右手は施無畏(せむい)印、左手は与願(よがん)印を結び手のひらに薬壺(やっこ) をのせる、通例の薬師如来像である。面部、背面などに修理が施されているが、割り矧(は)ぎ造りの構造や浅く整えられた彫技は平安時代末期の、体部の張りのある表現や両膝間の写実的な表現は鎌倉時代の特徴を示し、これまで平安時代末期から鎌倉時代初期の造立(ぞうりゅう)と考えられてきた作例研究が進む中で、造立年代が12世紀半ばまで遡る可能性も指摘されている。
 『国府津山寳金剛寺医王院(いおういん)縁起』(元禄(げんろく)4年・1691)により、寳金剛寺は久安(きゅうあん)元年(1145)の一海の中興(ちゅうこう)当時、地青寺(じしょうじ) 医王院と称し、護摩堂(ごまどう)(薬師堂)を中心にして繁栄していたと推測されている。本像の様式は中興当時の様式と一致するところから、縁起にいう護摩堂本尊に当たる可能性が高くなっている。
 本像は、市内で数少ない平安時代の仏像であり、さらに、造立年代を確認できる可能性がある点で貴重な作品である。
住所
神奈川県小田原市国府津2038寳金剛寺
カテゴリ
美術・工芸/文化財指定・登録あり/原始・古代/中世
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