刀銘「相州住康春作」(かたなめい「そうしゅうじゅうやすはるさく」)
美術・工芸/文化財指定・登録あり/中世
文化財指定:市指定
文化財指定(年月日):平成18年12月27日
種別:工芸品
個数:1口
形状等:長さ 77.85㎝
反り 9分
目釘穴 1個
刀身(とうしん)が長く、反りの深い太刀(たち)姿の打刀(うちがたな)である。刀身の断面が中ほどで厚くなる「鎬(しのぎ)造り」で、地鉄(じがね)の肌は「板目(いため)」肌(はだ)とみられる。刃文(はもん)は、「のたれに互(ぐ) の目」と呼ばれる形をしており、そこから刃先に向けて「足」と呼ばれる大小の筋が入る。研減(とぎへ) りも少なく、保存状態も良好である。
戦国時代の小田原を代表する刀工、康春の作である。康春は、天文(てんぶん)年間(1532~1555)前後に作刀を行っていたことが知られている。小田原の刀工の中では最も作品が多く、しかも出来栄えが良いとされ、「小田原相州」と呼ばれる刀剣群を作刀した刀工たちを代表する人物とされる。
この刀は、網一色(あみいっしき)村(現東町(ひがしちょう)三~五丁目の一部)で代々名主(なぬし)を務めた旧家(きゅうか)四郎右衛門(しろううえもん)家に伝来したもので、『新編相模国風土記稿(しんぺんさがみのくにふどきこう)』にも、小田原合戦(おだわらかっせん)の際大久保忠世(おおくぼただよ)に陣場を提供したことにより拝領したと伝わる、との記事がある。
大久保忠世にまつわる伝承が事実かはともかく、刀剣類においてこうした記録類に記述があること自体珍しく、この点でも貴重といえる。
文化財指定(年月日):平成18年12月27日
種別:工芸品
個数:1口
形状等:長さ 77.85㎝
反り 9分
目釘穴 1個
刀身(とうしん)が長く、反りの深い太刀(たち)姿の打刀(うちがたな)である。刀身の断面が中ほどで厚くなる「鎬(しのぎ)造り」で、地鉄(じがね)の肌は「板目(いため)」肌(はだ)とみられる。刃文(はもん)は、「のたれに互(ぐ) の目」と呼ばれる形をしており、そこから刃先に向けて「足」と呼ばれる大小の筋が入る。研減(とぎへ) りも少なく、保存状態も良好である。
戦国時代の小田原を代表する刀工、康春の作である。康春は、天文(てんぶん)年間(1532~1555)前後に作刀を行っていたことが知られている。小田原の刀工の中では最も作品が多く、しかも出来栄えが良いとされ、「小田原相州」と呼ばれる刀剣群を作刀した刀工たちを代表する人物とされる。
この刀は、網一色(あみいっしき)村(現東町(ひがしちょう)三~五丁目の一部)で代々名主(なぬし)を務めた旧家(きゅうか)四郎右衛門(しろううえもん)家に伝来したもので、『新編相模国風土記稿(しんぺんさがみのくにふどきこう)』にも、小田原合戦(おだわらかっせん)の際大久保忠世(おおくぼただよ)に陣場を提供したことにより拝領したと伝わる、との記事がある。
大久保忠世にまつわる伝承が事実かはともかく、刀剣類においてこうした記録類に記述があること自体珍しく、この点でも貴重といえる。
- 住所
- 神奈川県小田原市城内6-1小田原城天守閣
- カテゴリ
- 美術・工芸/文化財指定・登録あり/中世
