facebook X instagram Line

千代南原遺跡第Ⅳ地点の1号土坑出土鍛冶関係遺物

考古資料/文化財指定・登録あり/原始・古代
公開については郷土文化館にお問い合わせください。

千代南原遺跡第Ⅳ地点の1号土坑出土鍛冶関係遺物
(ちよみなみばらいせきだいよんちてんのいちごうどこうしゅつどかじかんけいいぶつ)
文化財指定:市指定
文化財指定(年月日):平成18年12月27日
種別:考古資料
個数:15点
形状等:鉄滓(てっさい)2点 
羽口(はぐち)13点
 千代南原遺跡第Ⅳ地点1号土坑から出土した鉄滓(椀形鍛冶滓(わんがたかじさい))や羽口は、鍛冶が行われていたことを示す資料であることから鍛冶関係遺物と呼ばれる。これらの鍛冶関係遺物は、3世紀後半の古墳(こふん)時代前期初頭に位置付けられる。椀形鍛冶滓は精錬(せいれん)・鍛錬(たんれん)を行う炉(ろ)の底にたまった不純物の塊であるかす、羽口は炉に空気を送り込む装置(ふいご)の送風管先端の部分にあたる。
 本資料は、東日本における高温鍛冶技術の存在を示す最も古い段階のものである。楕円形に復元される羽口を用いる鍛冶技術は、同時期の福岡県福岡市博多(はかた)遺跡の鍛冶技術に系譜をたどることができ、高度な鍛冶技術が短期間のうちに東日本に伝わったものとして評価されている。
 この時代においては、鍛冶技術は地域の首長(しゅちょう)(地域を統率する有力者)と密接に結びついていたと考えられており、これらの遺物が東海系土器群とともに出土したことは、東日本における古墳出現期の社会変化を理解する上で重要である。
〈参考〉『遺跡探訪シリーズ3 千代遺跡群』小田原市教育委員会(2008年)

※地図は千代南原遺跡の場所を示しています。
住所
神奈川県小田原市城内7-8小田原市郷土文化館
カテゴリ
考古資料/文化財指定・登録あり/原始・古代
TOP