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千代寺院跡出土の瓦(ちよじいんあとしゅつどのかわら)

考古資料/文化財指定・登録あり/原始・古代
公開については郷土文化館にお問い合わせください。
文化財指定:市指定
文化財指定(年月日):平成18年12月27日
種別:考古資料
個数:16点
形状等:軒丸瓦(のきまるがわら)5点
軒平瓦(のきひらかわら)4点
鬼瓦(おにがわら)1点
文字瓦(もじがわら)2点
瓦塔(がとう)1点
㙛(せん)1点
平瓦(ひらがわら)1点
丸瓦(まるがわら)1点
 奈良時代に創建されたと考えられている千代寺院跡(千代廃寺(ちよはいじ))から出土した瓦である。重圏文(じゅうけんもん)や複弁蓮華文(ふくべんれんげもん)の軒丸瓦、重孤文(じゅうこもん)や葡萄唐草文(ぶどうからくさもん)の軒平瓦、丸瓦、平瓦、鬼瓦、文字瓦などからなる。このうち、鬼瓦は武蔵国分寺(むさしこくぶんじ)に使われたものと同じ型で製作されたものであることが知られている。また、文字瓦は「石田一斗加沙八升(いしだいっとかしゃはっしょう)」と焼成前(しょうせいまえ)にへら書(が)きされているが、これは瓦をつくるための粘土に加える砂の量を記したものとして知られている。
 これらの瓦のうち、8世紀の初めに寺院が創建(そうけん)された際には松田町(まつだまち)のからさわ瓦窯(がよう)で製作された瓦が用いられ、9世紀後半の再建期には単弁(たんべん)蓮華文軒丸瓦は武蔵国(むさしのくに)の御殿山(ごてんやま)瓦窯(東京都八王子市(はちおうじし))の製品が用いられていることが判明している。これらのことから、本資料は関東地方の古代瓦(こだいかわら)の生産と流通を考える上でも重要である。
〈参考〉『遺跡探訪シリーズ3 千代遺跡群』小田原市教育委員会(2008年)

※地図は千代寺院跡(千代廃寺)の場所を示しています。
住所
神奈川県小田原市城内7-8小田原市郷土文化館
カテゴリ
考古資料/文化財指定・登録あり/原始・古代
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