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千代南原遺跡第Ⅶ地点出土の木簡(ちよみなみばらいせきだいななちてんしゅつどのもっかん)

考古資料/文化財指定・登録あり/原始・古代
通常公開していません。
文化財指定:市指定
文化財指定(年月日):平成25年5月30日
種別:考古資料
個数:2点
形状等:(いずれも残存長)
一号木簡<短冊型(たんざくがた)>
長さ 22.6㎝ 幅 3.45㎝ 厚さ 0.4㎝
二号木簡<原形不明>
長さ 23.7㎝ 幅 4.85㎝ 厚さ 0.45㎝
 これらの木簡は、千代南原遺跡第Ⅶ地点C地区の古墳(こふん)時代後期から奈良時代にかけての遺物包含層(いぶつほうがんそう)から出土したものである。
 2点の木簡は、寺院における米の出納管理(すいとうかんり)や物資運搬(ぶっしうんぱん)などの活動を示す内容が記載されたものと考えられる。また、共伴(きょうはん)した出土遺物の年代及び延暦(えんりゃく)19年(800)の富士山噴火に伴う火山灰より下層から出土していることなどから、8世紀代の木簡と推定される。出土地点が千代寺院跡(ちよじいんあと)(千代廃寺(ちよはいじ) )の想定伽藍配置(そうていがらんはいち) の周辺に位置し、木簡と寺院の年代も一致することから、千代寺院跡で使用、保管されるなどした後に廃棄(はいき) されたものと考えられる。
 古代の木簡としては神奈川県内で5遺跡目の出土事例であることや、近年当時の寺院が寺の水田(寺田(てらだ) )を利用した農業経営を行っていたことが注目されていることなどから、寺院の経済的側面を理解する上でも重要な資料といえる。
〈参考〉『遺跡探訪シリーズ3 千代遺跡群』小田原市教育委員会(2008年)

※地図は千代南原遺跡の場所を示しています。
住所
神奈川県小田原市小田原市文化財整理室
カテゴリ
考古資料/文化財指定・登録あり/原始・古代
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