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二宮尊徳生家(にのみやそんとくせいか)

建造物/文化財指定・登録あり/近世
文化財指定:県指定
文化財指定(年月日):昭和38年3月5日
種別:建造物
個数:1棟
形状等:木造平屋建 
寄棟造(よせむねづくり) 
茅葺(かやぶき)
間口(まぐち) 7間(けん)(12.74m) 
奥行(おくゆき) 4.5間(8.19m) 
床面積 31.35坪(つぼ)(103.6㎡)
指定名称:二宮尊徳生家 茅葺寄棟造(旧二宮家住宅)
 二宮尊徳は、天明(てんめい)7年(1787)7月23日旧栢山(かやま)村にあったこの家で誕生した。建築年は明らかでないが、祖父銀右衛門(ぎんえもん)が兄の万兵衛(まんべえ)から分家した時、現在地に建てたと考えられている。尊徳が16歳の時一家離散となり土地と建物は売却され、建物は西栢山に移築された後、市内柳新田(やなぎしんでん)の渡辺善太郎(わたなべぜんたろう)家住宅となっていたものを、昭和35年(1960)9月20日に尊徳記念館建設期成会が尊徳生誕の場所に復元し、市に寄贈したものである。
 この建物は移築を繰り返し、改造を受けてきたが、梁組(はりくみ)は建築時の材料がほぼ残されていたため、全体の規模や柱の配置が分かり、復元的に整備されている。
 建物の平面は、土間(どま)のほか、炉のある広間(ひろま)、床(とこ)も設けられた「でい」とも呼ばれる座敷(ざしき)、床(ゆか)が竹簀子(たけすのこ)の納戸(なんど)で構成される。これら平面や構造などの様式上からも18世紀中頃のものと考えられており、二宮尊徳の生家という歴史的意義ばかりでなく、県内における江戸時代中期の中流農家の典型的な例として意義深い。
住所
神奈川県小田原市栢山2065-1小田原市尊徳記念館
カテゴリ
建造物/文化財指定・登録あり/近世
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