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曽我祐信宝篋印塔(そがすけのぶほうきょういんとう)

建造物/文化財指定・登録あり/中世
文化財指定:市指定
文化財指定(年月日):昭和36年3月30日
種別:建造物
個数:1基
形状等:総高 224.0㎝ (基壇を除く)
 関東形式と呼ばれる特徴を備えた大型の宝篋印塔である。
 塔身(とうしん)は後補の可能性も指摘され、相輪(そうりん)は上部が欠損しているものの、反花座(かえりばなざ)・基礎・塔身・笠(かさ)・相輪という宝篋印塔の各部位が揃った石塔である。
 現在、この塔が立地するのは曽我丘陵の中腹であるが、六本松峠(ろっぽんまつとうげ)を西に下った尾根先に該当する。所在地が古道に近く、尾根先で眺望に優れた景勝地であることを踏まえると石塔の立地としては適地であり、当初からこの付近に所在していた可能性が高い。
 この塔は、曽我兄弟の養父である曽我祐信の所領が近いこともあり、「祐信さんの供養塔(くようとう)」との呼称で伝わっているが、銘文(めいぶん)等は刻まれていない。そのため、造塔(ぞうとう)の意図や年代、造立者(ぞうりゅうしゃ)や石工名などは一切不明である。したがって、曽我祐信とのゆかりを確認することもできないが、宝篋印塔としては14世紀代に位置づけられる特徴を有している。
 石材は、箱根(はこね)火山カルデラ内に位置する中央火口丘産(ちゅうおうかこうきゅう)の安山岩(あんざんがん)が用いられており、各石塔部位の大きさが大きいことから、山石を切り出して造られた注文生産品と考えられる。
住所
神奈川県小田原市曽我谷津1159-イ-2
カテゴリ
建造物/文化財指定・登録あり/中世
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