てつくろうるしぬりこんいとすがけおどしおけがわにまいどうぐそく(おだわらはんしべっぷけしょよう)
鉄黒漆塗紺糸素懸威桶側二枚胴具足(小田原藩士別府家所用)
解説
小田原藩士別府家所用の当世具足です。兜は鉄黒漆塗の烏帽子形で巴紋を吹返にもち、黒漆塗の頬当で顎から頬を覆っています。胴は紺色の素懸威で鎖籠手を用いています。
この甲冑の持ち主であった別府信次郎は、幕末に西洋流砲術を指導していた韮山代官江川英竜の門下生となり、小田原藩の海防を担った人物です。門下生の中では、秀でていたことが『江川坦庵全集』第二巻に収録されている「砲術門下生抜粋」の中に小田原藩家臣では別府のみ名前が記載されていることからも見てとれます。
この甲冑の持ち主であった別府信次郎は、幕末に西洋流砲術を指導していた韮山代官江川英竜の門下生となり、小田原藩の海防を担った人物です。門下生の中では、秀でていたことが『江川坦庵全集』第二巻に収録されている「砲術門下生抜粋」の中に小田原藩家臣では別府のみ名前が記載されていることからも見てとれます。
- 収蔵先/所蔵者
- 郷土文化館
- 種別
- 歴史
- 所在地/展示場所
- 〒250-0034 神奈川県小田原市板橋941-1 松永記念館