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御幸の浜の海水浴

解説

御幸の浜では、明治22年(1889)には海水浴が行われていましたが、海水浴場として整備されたのは大正7年(1918)以降で、2年後にはロープや竹を沖の船に結んで安全性が高められたことから、急速に人気が上昇しました。この写真からは浮き輪や水着、水泳帽など現在とあまり変わらない海水浴の様子が窺えます。ちなみに画面中央の水着で立つ人物は小田原出身の文学者牧野信一(明治29~昭和11年(1896~1936))です。代表作は『父を売る子』や『ゼーロン』などで、幻想的な私小説で知られました。晩年には小田原の人や風景を描写した作品があります。
撮影場所
御幸の浜
撮影年代
昭和戦前期

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