いしきりずびょうぶ
石切図屏風
解説
本資料は、天保9年(1838)と嘉永5年(1852)の江戸城西之丸の修築で使用する石材を切り出す様子を描いたものと考えられています。現在は六曲一隻の屏風に仕立てられており、山中に露出した石を切り出し、必要な大きさに切り揃えて、海岸線の集積場まで牛に曳かせて運搬し、海に浮かぶ台船に乗せ、その台船を帆船が曳いていくまでを描いた、第1扇から第3扇が特に注目されています。第4扇から第6扇は、小田原から熱海へ至る熱海道を描き、根府川関所の様子や海岸線に点在する複数の集積場を描いています。
- 収蔵先/所蔵者
- 松永記念館
- 種別
- 美術
- 所在地/展示場所
- 〒250-0034 神奈川県小田原市板橋941-1 松永記念館