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よこはぎおけがわにまいどうぐそく
横矧桶側二枚胴具足

解説

 北条新三郎氏信所用と伝わる、戦国時代の具足です。兜は鉄板を矧ぎ合わせて作られる頭形兜(ずなりかぶと)、胴は横長の鉄板を上下に重ねて鋲留めした横矧桶側(よこはぎおけがわ)の二枚胴で、半頬(はんぼお)に垂(たれ)四段が付し、その他に籠手の残欠が伝わっています。後世に補修した箇所もありますが、戦国時代の形態を残し、小田原北条氏ゆかりの所伝をもつ数少ない具足の一つです。
 氏信は、二代北条氏綱の弟幻庵宗哲の子で、武蔵小机城(神奈川県横浜市)城主。さらに、対武田氏の最前線である駿河蒲原城(静岡県静岡市)城将などを務めましたが、永禄12年(1570)12月に武田氏の攻撃をうけて落城し、討死しました。
収蔵先/所蔵者
小田原城天守閣/個人
種別
美術
所在地/展示場所
〒250-0014 神奈川県小田原市城内6-1 小田原城天守閣

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