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はねおせきのうえいせきしゅつどとりがたどき
羽根尾堰ノ上遺跡出土鳥形土器

解説

 これは弥生時代中期後葉の鳥形土器です。この鳥形土器は全国的に見ても大型のもので、ニワトリの顎の下に垂れさがっている肉ぜんが表現されているほか、羽を意識した赤彩が施されています。一方、頭部と尾部は欠けています。この鳥形土器は、全体の形は不明であるものの、造形の特徴や類例を参考とすると、稲作農耕に伴いやってきたニワトリを模して作られたと考えられます。
 また、この鳥形土器は住居跡から出土しましたが、多くの土器と共に破片となって出土し、稲作農耕に伴う何らかの祭祀に使用され、打ち砕かれたのではないかと想定されています。
収蔵先/所蔵者
小田原市教育委員会
種別
考古
所在地/展示場所
〒250-0014 神奈川県小田原市城内7-8 小田原市郷土文化館

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