ほうじょうけさだめがき
北条家定書(天正15年7月晦日)
解説
本資料は、天正15年(1587)7月末日に領民に対してだされた戦闘動員に関わる定書(虎朱印状)です。豊臣秀吉との合戦に備え、兵力を確保するための文書であるため、同様の文書が相模・武蔵の各郷村に宛てて広範囲に発給されています。文書内では、15歳から70歳までを徴発対象として、軍装についても細かく規定しています。特に「ひらひら武者めくやう二」とあるように、北条軍を構成する各兵は本来武士ではなく百姓から成立していたことを物語っている資料でもあります。
この3年後の天正18年(1590)に豊臣氏と北条氏による小田原合戦が行われます。
この3年後の天正18年(1590)に豊臣氏と北条氏による小田原合戦が行われます。
- 収蔵先/所蔵者
- 郷土文化館
- 指定区分
- 市指定
- 種別
- 古文書
- 所在地/展示場所
- 〒250-0014 神奈川県小田原市城内7-8 小田原市郷土文化館
- 指定年月日
- 平成31年2月22日