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にのみやそんとくせいか
二宮尊徳生家

解説

 二宮尊徳は、天明7年(1787)7月23日にこの家で誕生しました。建築年は明らかではないですが、祖父の銀右衛門が分家独立した時に建てたものと考えられています。尊徳の一家が離散した際に他家が買い取ってよそに移りましたが、昭和35年(1960)9月に本来の場所に移築復元されました。 建物は他家に移った際に手が加えられていましたが、梁組に建築時の材料がほぼ残されていたことで全体の規模や柱の配置が分かったため、尊徳が暮らしていた当時の姿を可能な限り復元しています。 建物内は、土間、いろりのある広間、床の設けられた座敷(でい)、ゆかが竹簀子の納戸で構成されています。平面や構造などの様式に18世紀中頃の特徴があり、二宮尊徳の生家という歴史的意義ばかりでなく、神奈川県内における江戸時代中期の中流農家の典型的な例としても貴重なものです。
収蔵先/所蔵者
尊徳記念館
指定区分
県指定
種別
建造物
所在地/展示場所
〒250-0852 神奈川県小田原市栢山2065-1小田原市尊徳記念館敷地内
指定年月日
昭和38年3月5日

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