しゅりけん
手裏剣
解説
甲賀流忍術の14世を称し、各種の伝統武術も継承して「最後の忍者」と呼ばれた藤田西湖(1899~1966)の収集品です。様々な流派のものを含んでおり、藤田の没後、剣術・弓術・馬術・弓術・砲術など多くの武術関係資料、各地の城絵図などとともに小田原市に寄贈されました。全国的にも類例の少ない特徴あるこれらの資料群は、現在、中央図書館の特別集書のひとつ「藤田西湖文庫」として公開されています。
ちなみに小田原で忍者といえば、北条時代に活躍したという「風魔小太郎」が知られています。後世の逸話のみに登場しており、架空の人物と考えられていますが、北条軍の中に「風間」という荒くれ者の一軍が存在していたことは興味深い事実です。また斥候(物見)や奇襲・伏兵などを得意とする特殊部隊の「諸足軽衆」には間違いなく「草」=忍者が属していました。旧領国内の城跡からは手裏剣と同様に忍者が用いたという撒菱なども発見されています。
ちなみに小田原で忍者といえば、北条時代に活躍したという「風魔小太郎」が知られています。後世の逸話のみに登場しており、架空の人物と考えられていますが、北条軍の中に「風間」という荒くれ者の一軍が存在していたことは興味深い事実です。また斥候(物見)や奇襲・伏兵などを得意とする特殊部隊の「諸足軽衆」には間違いなく「草」=忍者が属していました。旧領国内の城跡からは手裏剣と同様に忍者が用いたという撒菱なども発見されています。
- 収蔵先/所蔵者
- 中央図書館
- 種別
- 歴史