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にのみやそんとくかいそんのぞう
二宮尊徳回村の像

解説

 小田原を拠点に活動した彫刻家・横田七郎が制作した二宮金次郎(尊徳)の等身大の像です。尊徳没後 120 年祭の記念事業として、二宮尊徳生家の前に建てられました。作品名にある 回村」とは、尊徳が日課としていた領内の巡視のことです。尊徳は一番鶏が鳴く早朝から見回りをし、農民の話を聞いて、荒廃した村の立て直しに取り組みました。
 像の制作にあたり、横田は尊徳と同じ身長・体重で年齢の異なるモデルを探し出し、まず裸体像を作り、それから着衣像に進みました。尊徳の握った左手は意志や実行力を、帯に添えた右手は静かに考える態度を表わしています。また顔は、岡本秋暉(1807-1862)が描いた尊徳の肖像をもとにしており、眼は先を見とおす力を、額は英知と洞察力を、口は意志の強さを表現しています。羽織や脚絆(きゃはん)、草鞋(わらじ)の履き方など、細かい点も時代考証を重ねて仕上げられました。15cm の低い台座には、大地に根を張った尊徳の強さや執念を表現したいという作者の思いが込められています。さらに、像の周囲にある碑文の石材から飛び石の配置、植栽まで横田が指示して完成しました。

作者 横田七郎(1906-2000)
サイズ 高さ 182cm×幅(基底部)58.0cm×奥行(基底部)54.6cm
素材・技法 ブロンズ
制作年 1978 年
年記・署名 (台座上面)一九七八年一月 横田七郎作
種別
美術
所在地/展示場所
〒250-0852 小田原市栢山 2065-1 小田原市尊徳記念館・二宮尊徳生家

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