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ぶどうからくさもんのきひらがわら
葡萄唐草文軒平瓦

解説

 軒平瓦は、本瓦葺きの建物の屋根に葺く瓦の中で、上面がくぼんだ台形を呈し、断面が緩やかな弧状に湾曲した瓦で、屋根の先端の軒先部分に配され、軒平瓦一端は瓦当と呼ばれる厚みのある部分が外側から見られるようになっています。
 軒平瓦の作り方は、文様が彫られた笵(型)に粘土を押し入れた瓦当部に平瓦を押し入れる技法が一般的ですが、瓦当から平瓦までを同時に作り、笵(型)を横から押しあてて作る一枚作りの技法もありました。葡萄唐草文軒平瓦の瓦当部の文様は、上下に珠文という円形の文様が配され、その内側に葡萄の房や葉が蔓草とつながったなめらかな曲線によって唐草文用が表現されています。
 千代寺院の創建期に比定される8世紀初め頃の瓦は、足柄上郡松田町のからさわ瓦窯で生産されたことが分かっていますが、9世紀後半代に相当する(珠文縁)葡萄唐草文軒平瓦は現時点では生産された窯が不明であり、今後の調査・研究によって明らかになっていくことが期待されてます。
収蔵先/所蔵者
郷土文化館
指定区分
市指定
種別
考古
所在地/展示場所
〒250-0014 神奈川県小田原市城内7-8 小田原市郷土文化館
指定年月日
平成18年12月27日

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