そんとくしょじょう
尊徳書状(文政7年閏8月4日)
解説
文政7年(1824)閏8月4日付の、二宮尊徳直筆書状です。本文には、尊徳の一家が前年3月に栢山村から下野国桜町(現栃木県真岡市)に引っ越したときに見送ってくれた人々の名前を伝えてくれたことへのお礼と、栢山村の「五常講」という組織の決算報告書を送ってくれたことへのお礼、「五常講」の今後の運用についての指示が書かれています。「五常講」は、人同士の信頼関係をもとにお金の貸し借りなどを行う組織で、小田原藩の下級武士の救済のために文政3年に結成されたものが代表例です。この書状により、栢山村にも「五常講」がつくられていたことがわかります。
- 収蔵先/所蔵者
- 尊徳記念館
- 指定区分
- 県指定
- 種別
- 歴史
- 所在地/展示場所
- 〒250-0852 神奈川県小田原市栢山2065-1 尊徳記念館