のざきげんあんしょ「せいしんみょういっぱい」
野崎幻庵書「清神茗一杯」
解説
近代小田原三茶人の一人である野崎広太(幻庵)の書。「せいしんみょういっぱい」と読み、「一杯の茶をすすれば、心気は自ら清まる」という意味があります。「清神」は「澄んで汚れのない精神」、「茗」はお茶、特におそく摘みとったお茶を指します。
幻庵は実業家として活躍するかたわら、数寄者として多くの茶会に参加し、茶会記『茶会漫録』を記しました。お茶を通して政財界の数寄者と交わる一方で、小田原の市井の人々とも交流し、庶民の茶を広めた人物でもありました。
幻庵は実業家として活躍するかたわら、数寄者として多くの茶会に参加し、茶会記『茶会漫録』を記しました。お茶を通して政財界の数寄者と交わる一方で、小田原の市井の人々とも交流し、庶民の茶を広めた人物でもありました。
- 収蔵先/所蔵者
- 松永記念館
- 種別
- 美術
- 所在地/展示場所
- 〒250-0034 神奈川県小田原市板橋941-1 松永記念館