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みゆきのはまおおくらていないえんゆうかいにて
御幸の浜大倉邸内園遊会にて

解説

 御幸の浜付近に所在していた大倉喜八郎邸内で開催された園遊会(大正15年(1926)6月8日開催)で撮影されたスナップ写真です。中央でパマナ帽をかぶり、煙草を手に立っているのが白秋です。松林を背景に、芸者や楽器を演奏する人たちに囲まれた賑やかな雰囲気の集合写真です。白秋が小田原を去り東京に転居したのは大正15年4月ですが、この写真によって、その後まもなく同地を訪れていたことが分かります。小田原に集った文化人の交流を示す写真です。
 また、小田原時代の白秋には鈴木三重吉、萩原朔太郎、西条八十、吉井勇など文学者も頻繁に訪れていたことも当館所蔵の写真や書簡などの資料に見ることができます。白秋は、鈴木三重吉や室生犀星を自邸に招き、お酒や小田原産の小アジや酒盗などでもてなしました。白秋は、家庭生活を楽しむとともに、文化人との交流も盛んに行っていたことがわかります。
収蔵先/所蔵者
小田原市立中央図書館
種別
文学
所在地/展示場所
〒2500875 神奈川県小田原市南鴨宮1-5-30 小田原市立中央図書館

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