| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近世(1590-1870) |
| 西暦 | 1785 |
| 年号 | 天明5年(1785)乙巳 |
| 君主 | 大久保忠顕 |
| 政治・経済 | 1.━ 小田原藩,小田原城天守閣修復につき領内村に人足(村高100石につき10人)の提出を命じる[御3-3-5] 2.━ 田島村ほか6か村が困窮につき前年同様,宗門改帳の役所提出を願い出る[Ⅲ-53] 3.━ 小田原城の修復が完了する[Ⅰ-2] 4.━ 左官・瓦葺き職人が御用賃金の引き上げを藩に願い出る[Ⅲ-54] 〃 谷ケ関所掛り村10か村が以前通りの公費による定番人居宅修復を願い出る[Ⅲ-32] 〃 御厨領茶畑村(裾野市)ほか3か村が代官手代松尾佐久太の掛り継続を願い出る[裾3-69] 5.━ 豆州東浦11か村が熱海御湯樽持ち送り人足賃の負担軽減を訴え出る[伊資-玖須美32] 8.29 小田原藩,伊豆国加茂郡の所領6610石余(ほか新田34石余)が上知となる[県4-2] 12.11 小田原藩,替え地として伊豆・駿河2国に7637石余を拝領する[県4-2] 12.━ 足柄上下郡の油稼ぎ業者24名が油座へ冥加金上納することで営業を許可される[Ⅲ-55] 〃 府川村,本田再開発に際して藩開発方役所に拝借米を願い出る[Ⅰ-226] この年 須藤町清左衛門・一丁田町次郎兵衛が御厨領年貢米の小田原搬送を請け負う[御1-2-12] |
| 社会・文化 | 3.18 御厨一揆ののち永牢となった御厨領新橋村(御殿場市)前名主常右衛門が獄死する 3.━ 井細田村無宿権兵衛娘が箱根宿新町五兵衛の養女となる[関上-9] 9.━ 藤田貞資の門人,古新宿町田辺浅左衛門が松原神社に算額を奉納する 12.━ 怒田村に仮住まいをつづける斑目村(ともに南足柄市)農民が移転した鎮守の立木伐り払いを怒田村に約束する[南3-90] この年 六花庵官鼠編俳諧集「春興蝶」に小田原の封姑が句を寄せる[沼津史2-文化2-4-10] |
| 国内・国際 | 2.17 幕府,中国向け輸出用の俵物を請け負い商人による集荷体制から長崎会所の直買い入れ制に改める 3.8 江ノ島下之宮弁財天開帳につき江戸より多数が参詣する 8.━ 管江真澄,東北地方を旅して飢饉後の惨状を目撃し,のち「外が浜風」を著す 9.1 幕府,琉球凶作につき薩摩藩に米1万石・金1万両を貸与する 9.26 伏見の町人が伏見奉行小堀政方の苛政を幕府へ越訴する(伏見騒動) 10.28 旗本藤枝外記が遊女と心中,知行を没収される |
時代区分
近世(1590-1870)
西暦
1785
年号
天明5年(1785)乙巳
君主
大久保忠顕
政治・経済
1.━ 小田原藩,小田原城天守閣修復につき領内村に人足(村高100石につき10人)の提出を命じる[御3-3-5]
2.━ 田島村ほか6か村が困窮につき前年同様,宗門改帳の役所提出を願い出る[Ⅲ-53]
3.━ 小田原城の修復が完了する[Ⅰ-2]
4.━ 左官・瓦葺き職人が御用賃金の引き上げを藩に願い出る[Ⅲ-54]
〃 谷ケ関所掛り村10か村が以前通りの公費による定番人居宅修復を願い出る[Ⅲ-32]
〃 御厨領茶畑村(裾野市)ほか3か村が代官手代松尾佐久太の掛り継続を願い出る[裾3-69]
5.━ 豆州東浦11か村が熱海御湯樽持ち送り人足賃の負担軽減を訴え出る[伊資-玖須美32]
8.29 小田原藩,伊豆国加茂郡の所領6610石余(ほか新田34石余)が上知となる[県4-2]
12.11 小田原藩,替え地として伊豆・駿河2国に7637石余を拝領する[県4-2]
12.━ 足柄上下郡の油稼ぎ業者24名が油座へ冥加金上納することで営業を許可される[Ⅲ-55]
〃 府川村,本田再開発に際して藩開発方役所に拝借米を願い出る[Ⅰ-226]
この年 須藤町清左衛門・一丁田町次郎兵衛が御厨領年貢米の小田原搬送を請け負う[御1-2-12]
社会・文化
3.18 御厨一揆ののち永牢となった御厨領新橋村(御殿場市)前名主常右衛門が獄死する
3.━ 井細田村無宿権兵衛娘が箱根宿新町五兵衛の養女となる[関上-9]
9.━ 藤田貞資の門人,古新宿町田辺浅左衛門が松原神社に算額を奉納する
12.━ 怒田村に仮住まいをつづける斑目村(ともに南足柄市)農民が移転した鎮守の立木伐り払いを怒田村に約束する[南3-90]
この年 六花庵官鼠編俳諧集「春興蝶」に小田原の封姑が句を寄せる[沼津史2-文化2-4-10]
国内・国際
2.17 幕府,中国向け輸出用の俵物を請け負い商人による集荷体制から長崎会所の直買い入れ制に改める
3.8 江ノ島下之宮弁財天開帳につき江戸より多数が参詣する
8.━ 管江真澄,東北地方を旅して飢饉後の惨状を目撃し,のち「外が浜風」を著す
9.1 幕府,琉球凶作につき薩摩藩に米1万石・金1万両を貸与する
9.26 伏見の町人が伏見奉行小堀政方の苛政を幕府へ越訴する(伏見騒動)
10.28 旗本藤枝外記が遊女と心中,知行を没収される