| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近世(1590-1870) |
| 西暦 | 1844 |
| 年号 | 弘化元年(1844)甲辰 |
| 君主 | 大久保忠愨 |
| 政治・経済 | 1.━ 岩村(真鶴町)が石切渡世不振につき漁業渡世の許可を願い出る[真資-43] 〃 大磯宿が宿財政立て直し趣法の実施を藩に願い出る[大磯2-107] 3.6 萱沼村(松田町)名主弥惣治が出精につき藩より脇差を免許される[Ⅲ-181] 3.11~ 大久保忠愨,小田原へ帰城する[御1-2-15] 4.20~21 忠愨,土肥筋(真鶴・湯河原町)を巡見する 4.━ 小田原藩,宿財政の緊縮を前提に大磯宿に趣法賄金を貸し付ける[大磯2-107] 6.2 小田原藩,江戸城本丸修復に必要な石材の献上を命じられる[Ⅰ-2] 6.13 忠愨,箱根関所を視察する[関下-22] 7.━ 大磯宿茶屋町名主藤兵衛が町内相続主段金として差し出した500両のうち100両を藩に預ける[大磯2-108・109] 8.━ 小田原藩,在方の質屋・下質屋・古着屋商人への盗品売買を取り締まる[県5-102] 9.26 小田原藩,異国船渡来時の領内海岸および伊豆国下田表援兵を拝命する[Ⅰ-2]≪非常時下田援兵≫ 9.━ 御厨領南筋10か村が箱根掘り抜き(箱根用水・深良用水)のうち新川堤の普請を国役で実施するよう願い出る[御3-20-18] この年~ 藩に利回し運用を依頼していた小田原宿積立金が7500両となったので運用利益は人馬持ち立て金に補塡する[町誌上] |
| 社会・文化 | 2.━ 御厨領茱萸沢村(御殿場市)の百姓50軒が元百姓で無田となっている17軒の本百姓取り立てを村役人に願い出る[御1-2-17] 3.━ 御厨領藤曲村(小山町)が耕作出精人を入札する[小山2-494] 4.━ 高尾村(大井町)の若者(報徳部屋住み)が生活規範の遵守を誓約する[県5-233] 6.━ 大磯宿茶屋町旅籠屋への飯盛女差し止めにつき助成のため名主藤兵衛が報徳金500両を都合する[大磯2-110] 9.━ 宮上村(湯河原町)保善院と伊豆山権現とが山境について争論する[湯1-92] 10.1~10 御厨領山之尻村(御殿場市)下合の天神様の森で甲州乞食が病気になり,村中で廻り扶持で世話し,小遣いを持たせて送り出す[御叢2-8-61] |
| 国内・国際 | 3.━ 幕府,東海道の並木の手入れを沿道村に命じる 5.6 幕府,徳川斉昭と藤田東湖を謹慎処分とする 5.10 江戸城本丸が火災で焼失する 5.24 幕府,下田・羽田奉行を廃止する 6.10 幕府,印旛沼開拓事業・利根川分水路開削工事を中止する 6.21 水野忠邦,老中首座に再任される 7.2 オランダ軍艦パレンバン号が長崎に入港,開国を要求する国王の親書を提出する 8.7 幕府,諸大名に沿岸警備強化を指示するとともに,水深の再調査を命じる 9.6 町奉行鳥居耀蔵,罷免される 11.13 幕府,相模国海防を担当する川越藩の江戸城造営費負担を免除する |
時代区分
近世(1590-1870)
西暦
1844
年号
弘化元年(1844)甲辰
君主
大久保忠愨
政治・経済
1.━ 岩村(真鶴町)が石切渡世不振につき漁業渡世の許可を願い出る[真資-43]
〃 大磯宿が宿財政立て直し趣法の実施を藩に願い出る[大磯2-107]
3.6 萱沼村(松田町)名主弥惣治が出精につき藩より脇差を免許される[Ⅲ-181]
3.11~ 大久保忠愨,小田原へ帰城する[御1-2-15]
4.20~21 忠愨,土肥筋(真鶴・湯河原町)を巡見する
4.━ 小田原藩,宿財政の緊縮を前提に大磯宿に趣法賄金を貸し付ける[大磯2-107]
6.2 小田原藩,江戸城本丸修復に必要な石材の献上を命じられる[Ⅰ-2]
6.13 忠愨,箱根関所を視察する[関下-22]
7.━ 大磯宿茶屋町名主藤兵衛が町内相続主段金として差し出した500両のうち100両を藩に預ける[大磯2-108・109]
8.━ 小田原藩,在方の質屋・下質屋・古着屋商人への盗品売買を取り締まる[県5-102]
9.26 小田原藩,異国船渡来時の領内海岸および伊豆国下田表援兵を拝命する[Ⅰ-2]≪非常時下田援兵≫
9.━ 御厨領南筋10か村が箱根掘り抜き(箱根用水・深良用水)のうち新川堤の普請を国役で実施するよう願い出る[御3-20-18]
この年~ 藩に利回し運用を依頼していた小田原宿積立金が7500両となったので運用利益は人馬持ち立て金に補塡する[町誌上]
社会・文化
2.━ 御厨領茱萸沢村(御殿場市)の百姓50軒が元百姓で無田となっている17軒の本百姓取り立てを村役人に願い出る[御1-2-17]
3.━ 御厨領藤曲村(小山町)が耕作出精人を入札する[小山2-494]
4.━ 高尾村(大井町)の若者(報徳部屋住み)が生活規範の遵守を誓約する[県5-233]
6.━ 大磯宿茶屋町旅籠屋への飯盛女差し止めにつき助成のため名主藤兵衛が報徳金500両を都合する[大磯2-110]
9.━ 宮上村(湯河原町)保善院と伊豆山権現とが山境について争論する[湯1-92]
10.1~10 御厨領山之尻村(御殿場市)下合の天神様の森で甲州乞食が病気になり,村中で廻り扶持で世話し,小遣いを持たせて送り出す[御叢2-8-61]
国内・国際
3.━ 幕府,東海道の並木の手入れを沿道村に命じる
5.6 幕府,徳川斉昭と藤田東湖を謹慎処分とする
5.10 江戸城本丸が火災で焼失する
5.24 幕府,下田・羽田奉行を廃止する
6.10 幕府,印旛沼開拓事業・利根川分水路開削工事を中止する
6.21 水野忠邦,老中首座に再任される
7.2 オランダ軍艦パレンバン号が長崎に入港,開国を要求する国王の親書を提出する
8.7 幕府,諸大名に沿岸警備強化を指示するとともに,水深の再調査を命じる
9.6 町奉行鳥居耀蔵,罷免される
11.13 幕府,相模国海防を担当する川越藩の江戸城造営費負担を免除する