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項目 内容
時代区分 近世(1590-1870)
西暦 1853
年号 嘉永6年(1853)癸丑
君主 大久保忠愨
政治・経済 2.8 小田原藩,地震による物価・賃銀の引き上げ禁止を領内に命じる[御1-2-18] 2.13 二宮金次郎,幕府より日光神領荒れ地復興仕法の取り扱いを命じられる[Ⅲ-214] 2.19 荻野山中藩,厚木村和泉屋より2500両を借用する[県5-290] 2.22~ 大久保忠愨,小田原へ帰城する[Ⅰ-2] 3.22 忠愨,小田原城下復興資金拝借を幕府へ願い出るため小田原を出発する[Ⅰ-2] 4.8 池上用水が完成,水神碑を建てる[金石3-6]≪池上用水≫ 4.27 忠愨,地震災害復興のため幕府より官金1万両を拝借する[Ⅰ-2] 6.4~18 小田原藩,ペリー艦隊来航につき下田・小田原浦・大磯に出兵する[Ⅰ-268・280など] 6.9 小田原藩,芝金杉の上屋敷警衛のため小田原より増援部隊を派遣する 6.━ 篠窪村(大井町)で浦固め夫人足・馬の賃銀を書き留める[大井近代1-1] 7.━ 組合村惣代16名が浦固めで使役される夫人馬賃銭の増額を藩に願い出る 8.25 地震で被害を受けた小田原城の石垣46か所・土居22か所等の修復を幕府に願い出る[宮内庁嘉永図] 8.━ 海防出兵の相次ぐ領内の村筒が帯刀や扶持支給など待遇改善を藩に歎願する[Ⅲ-217] 〃 根府川村ほか5か村が品川台場建設用の御用石値段・運賃を書き上げる[Ⅲ-218] 10.━ 忠愨,江戸藩邸内で家中の高島流銃陣稽古を見分する[Ⅰ-2] 10.━~ 江ノ浦村より品川台場用石材6679本を切り出す[県9-産152] 11.14 小田原藩,浦固めに際しての兵制規則を改定し,鉄砲稽古の強化を命じる[Ⅰ-281] 〃 小田原藩,諸事倹約と俸禄米の3年間減米を家中に命じる 11.15 小田原藩,郡奉行・同手代の三筋分け支配を廃止し,一領支配とする 12.13 小田原藩,海防・国力増強のため領内に諸事倹約等を申し渡す[県10-151] 12.━ 池上村一同が畑成田開発にともなう用水工事の費用捻出を名主太次兵衛に頼む[Ⅲ-220] 〃 尻懸浦(真鶴町)田広与次兵衛,早川村・古新宿・千度小路の根拵網漁が鯔網漁に差し障ると藩に訴え出る[真資-77] この年 江ノ浦村が大網(根拵網)の張り立てを願い出るが真鶴村に反対される[真資-45]
社会・文化 2.2 小田原・東海地方に地震発生する[Ⅲ-210~212など]≪小田原大地震≫ 2.12 和田河原組合村(南足柄市)が地震被害の検分と御救いを願い出る[南3-96] 2.14 小田原城・城下町・領内村の地震被害を書き上げる[城郭-28] 2.━ 地震に被災した永塚村が籾米・金子を拝借する[Ⅲ-213] 3.4 府中通・曽我通・川通・往還通各組合村むらが公儀拝借金の貸し付けを受ける[大井2-149] 3.13 城下被災民が藩主御手元金2000両の支給を受ける[Ⅰ-2] 3.14 地震見舞いとして領内村むらへ藩主御手元金500両が下賜される[二1-216] 3.29 小田原藩,野宿・仮屋住まいの城下被災民に薬を支給する[Ⅰ-2] 3.━ 高尾村(大井町)が地震後の救援金を書き上げる[Ⅲ-215] 4.8 千津島村(南足柄市)の地震被害者に藩主忠愨から梅干が下賜される[南3-99] 5.6 川匂村(二宮町)の地震被害者に藩主見舞金と梅干が下賜される[二1-216] 7.━ 東山家組合村むら(松田町・秦野市)が地震被害救援のための公儀拝借金を受け取る[Ⅲ-216] 8.22 大磯宿北下町から出火,312軒を焼失する[大磯2-119] この年 遠山雲如編の漢詩集「湖雲一朶」第二集に小田原宿村山昭武・蓮上院釈了我が詩をよせる[平4-221]
国内・国際 4.19 ペリー艦隊が琉球の那覇に来航する 6.3 アメリカ東インド艦隊司令官ペリー,フェルモア大統領の国書を携え軍艦4艘で浦賀に来航する 6.19 江川英竜,勘定吟味役格となり幕府の海防会議に参画する 6.22 徳川家慶(61)が死去するが(法名慎徳院),公表を控える 6.━ 若年寄本多忠徳らが武蔵・相模・安房・上総の海岸見分を実施する[大磯2-213] 7.1 老中阿部正弘,アメリカの要求に対する意見を諸大名に求める 7.3 幕府,徳川斉昭を海防参与に任命する 7.18 ロシア使節プチャーチンが軍艦4艘で長崎に来航する 8.2 江川英竜,海防掛となる 8.21 品川沖1~3番台場の築造を開始する 9.15 幕府,大船建造禁止を解除する 9.25 幕府,長崎奉行を通じてオランダに軍艦・鉄砲などを注文する 10.23 徳川家定(30),第13代将軍となる 11.14 幕府,江戸内湾沿岸警備を彦根・熊本藩などに命じる 11.━ 幕府,浦賀に造船所を建設する 12.5 プチャーチンが長崎に再来,和親条約の交渉をはじめる 12.13 幕府,江川英竜に反射炉の築造を命じる
時代区分
近世(1590-1870)
西暦
1853
年号
嘉永6年(1853)癸丑
君主
大久保忠愨
政治・経済
2.8 小田原藩,地震による物価・賃銀の引き上げ禁止を領内に命じる[御1-2-18] 2.13 二宮金次郎,幕府より日光神領荒れ地復興仕法の取り扱いを命じられる[Ⅲ-214] 2.19 荻野山中藩,厚木村和泉屋より2500両を借用する[県5-290] 2.22~ 大久保忠愨,小田原へ帰城する[Ⅰ-2] 3.22 忠愨,小田原城下復興資金拝借を幕府へ願い出るため小田原を出発する[Ⅰ-2] 4.8 池上用水が完成,水神碑を建てる[金石3-6]≪池上用水≫ 4.27 忠愨,地震災害復興のため幕府より官金1万両を拝借する[Ⅰ-2] 6.4~18 小田原藩,ペリー艦隊来航につき下田・小田原浦・大磯に出兵する[Ⅰ-268・280など] 6.9 小田原藩,芝金杉の上屋敷警衛のため小田原より増援部隊を派遣する 6.━ 篠窪村(大井町)で浦固め夫人足・馬の賃銀を書き留める[大井近代1-1] 7.━ 組合村惣代16名が浦固めで使役される夫人馬賃銭の増額を藩に願い出る 8.25 地震で被害を受けた小田原城の石垣46か所・土居22か所等の修復を幕府に願い出る[宮内庁嘉永図] 8.━ 海防出兵の相次ぐ領内の村筒が帯刀や扶持支給など待遇改善を藩に歎願する[Ⅲ-217] 〃 根府川村ほか5か村が品川台場建設用の御用石値段・運賃を書き上げる[Ⅲ-218] 10.━ 忠愨,江戸藩邸内で家中の高島流銃陣稽古を見分する[Ⅰ-2] 10.━~ 江ノ浦村より品川台場用石材6679本を切り出す[県9-産152] 11.14 小田原藩,浦固めに際しての兵制規則を改定し,鉄砲稽古の強化を命じる[Ⅰ-281] 〃 小田原藩,諸事倹約と俸禄米の3年間減米を家中に命じる 11.15 小田原藩,郡奉行・同手代の三筋分け支配を廃止し,一領支配とする 12.13 小田原藩,海防・国力増強のため領内に諸事倹約等を申し渡す[県10-151] 12.━ 池上村一同が畑成田開発にともなう用水工事の費用捻出を名主太次兵衛に頼む[Ⅲ-220] 〃 尻懸浦(真鶴町)田広与次兵衛,早川村・古新宿・千度小路の根拵網漁が鯔網漁に差し障ると藩に訴え出る[真資-77] この年 江ノ浦村が大網(根拵網)の張り立てを願い出るが真鶴村に反対される[真資-45]
社会・文化
2.2 小田原・東海地方に地震発生する[Ⅲ-210~212など]≪小田原大地震≫ 2.12 和田河原組合村(南足柄市)が地震被害の検分と御救いを願い出る[南3-96] 2.14 小田原城・城下町・領内村の地震被害を書き上げる[城郭-28] 2.━ 地震に被災した永塚村が籾米・金子を拝借する[Ⅲ-213] 3.4 府中通・曽我通・川通・往還通各組合村むらが公儀拝借金の貸し付けを受ける[大井2-149] 3.13 城下被災民が藩主御手元金2000両の支給を受ける[Ⅰ-2] 3.14 地震見舞いとして領内村むらへ藩主御手元金500両が下賜される[二1-216] 3.29 小田原藩,野宿・仮屋住まいの城下被災民に薬を支給する[Ⅰ-2] 3.━ 高尾村(大井町)が地震後の救援金を書き上げる[Ⅲ-215] 4.8 千津島村(南足柄市)の地震被害者に藩主忠愨から梅干が下賜される[南3-99] 5.6 川匂村(二宮町)の地震被害者に藩主見舞金と梅干が下賜される[二1-216] 7.━ 東山家組合村むら(松田町・秦野市)が地震被害救援のための公儀拝借金を受け取る[Ⅲ-216] 8.22 大磯宿北下町から出火,312軒を焼失する[大磯2-119] この年 遠山雲如編の漢詩集「湖雲一朶」第二集に小田原宿村山昭武・蓮上院釈了我が詩をよせる[平4-221]
国内・国際
4.19 ペリー艦隊が琉球の那覇に来航する 6.3 アメリカ東インド艦隊司令官ペリー,フェルモア大統領の国書を携え軍艦4艘で浦賀に来航する 6.19 江川英竜,勘定吟味役格となり幕府の海防会議に参画する 6.22 徳川家慶(61)が死去するが(法名慎徳院),公表を控える 6.━ 若年寄本多忠徳らが武蔵・相模・安房・上総の海岸見分を実施する[大磯2-213] 7.1 老中阿部正弘,アメリカの要求に対する意見を諸大名に求める 7.3 幕府,徳川斉昭を海防参与に任命する 7.18 ロシア使節プチャーチンが軍艦4艘で長崎に来航する 8.2 江川英竜,海防掛となる 8.21 品川沖1~3番台場の築造を開始する 9.15 幕府,大船建造禁止を解除する 9.25 幕府,長崎奉行を通じてオランダに軍艦・鉄砲などを注文する 10.23 徳川家定(30),第13代将軍となる 11.14 幕府,江戸内湾沿岸警備を彦根・熊本藩などに命じる 11.━ 幕府,浦賀に造船所を建設する 12.5 プチャーチンが長崎に再来,和親条約の交渉をはじめる 12.13 幕府,江川英竜に反射炉の築造を命じる
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