近現代（1871-2000）

1901

明治三四年(一九〇一)辛丑

1.14　国府津村農会が設立される[209] 1.━　町専用水路工事に反対する大窪村村民13人,横浜地方裁判所へ工事差し止めの仮処分を提訴,地裁判決を不服として東京控訴院へ持ち込むが7月棄却となる,1904年1月18日名古屋控訴院は被告2人に無罪判決を申し渡す[419] 2.1　足柄上郡・足柄下郡醤油仲間を廃止し,醬油組合を結成,5月設立認可となる[27,208] 2.5　東海道線,国府津―山北駅間が複線となる[376] 2.15　下中村自助社が設立される[402] 3.━　共栄運送(株)(国府津村)が設立される,1902年2月創業[208] 4.29　曽我銀行(下曽我村,資本金5万円)が設立される[182] 5.3　無限責任別所信用組合(下曽我村)が設立される[210,211] 7.23　町会,基本財産を処分し衛生費への繰り入れを不許可とした足柄下郡長曽根盛鎮に不信任建議を提出,8月1日県参事会に訴願の結果,1902年2月24日足柄下郡参事会指令は廃棄・取消となる[Ⅰ-390] 8.7　小田原電気鉄道(株),社長に草郷清四郎,取締役に福原有信・神原富文が就任,旧経営陣は東京電気鉄道(株)に移る[224] 8.━　県会議員補欠選挙,川瀬豊蔵(酒匂村)が当選[157] 9.28　町基本財産増殖を計画して,調査委員5人を選出[419] 10.24　小田原電気鉄道会社の電車運転手・車掌31人,労働条件の改善を要求,11月25日から2日間のストライキに入る[216,384] 11.━　足柄下郡長・関係町村長,箱根山の道路改修のための義捐金運動を開始[429] 12.15　小峰町有地を競馬場に貸与[132,419]

1.13～3.31　常宮・周宮,小田原御用邸に滞在[419] 1.━　小田原御用邸が落成[419] 4.1　神奈川県中学校が開校(緑4丁目,現小田原駅の所在地),5月7日校名を県立第二中学校とする(現県立小田原高等学校)[98] 4.14　皇太子(大正天皇),小田原御用邸を訪れる[419] 4.━　村山春子,特殊夜間学校内に和洋裁縫女学校を開設[425] 〃　斎藤緑雨,療養のため新玉3丁目に転地,5月に「小田原より」を発表,11月には幸徳秋水に手紙を送り小田原を紹介[131,190] 5.6　皇太子,小田原御用邸に滞在,5月10日大磯の伊藤博文を訪問[429] 7.2　谷津に伝染病隔離病舎が開院[419] 7.━　足柄下郡で赤痢が流行[Ⅰ-476] 12.10　旧足柄下郡養蚕伝習所建物を購入し,補習学校校舎にあてる[419] この年　上府中村,青年夜学会・講話会を開催[44] 〃　小杉天外が十字3丁目に転居し,翌年『はやり唄』を出版(1903年東京へ転出)[115,190] 〃　村井弦斎が十字3丁目に転居し,『食道楽』を執筆(1904年平塚へ転出」)[115] 〃　高等小田原小学校男子部に英語科を開設[45]

1.━　(株)川崎銀行設立 1.26　政府,衆議院に増税諸法案を提出 2.24　愛国婦人会創立 3.30　増税諸法律を公布 4.13　漁業法を公布(沿岸漁業に旧慣に基づく漁業権を設定) 4.16　大阪に銀行恐慌,各地に波及 4.29　裕仁親王誕生 4.30　県農会,稲作改良方法を農家に励行 5.18　社会民主党結成,5月20日禁止 6.2　第1次桂太郎内閣成立 9.7　義和団事件最終議定書に調印 9.23　普通選挙期成同盟会横浜支部設立発起会を開催 9.━　県下で赤痢が流行,患者1132人,内216人が死亡 12.3　日本赤十字社条例を公布 12.10　田中正造,天皇に足尾鉱毒事件を直訴