| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近現代（1871-2000） |
| 西暦 | 1907 |
| 年号 | 明治四〇年(一九〇七)丁未 |
| 政治・経済・社会 | 2.1 (株)小田原魚市場(幸2丁目,取締役会長鈴木善左衛門)設立許可,4月30日営業を開始[Ⅱ-67][7] 2.4 箱根水力電気(株)の水力発電所創設報償金減額について,町長・助役ほか有志14人は反対契約書を作成,実行委員を選出[Ⅱ-2] 3.16 東海道線時刻表改正,新橋一国府津駅間に上下各3本の急行列車を運行[430] 4.13 前川共同組合食品市場が設立許可される[208] 4.23 町長選挙,激戦,今井広之助が当選[419] 4.25 町会議員半数改選・補欠選挙[419] 5.━ 早川村,早川橋銭徴収権を個人に譲渡[430] 6.11 小田原青物合名会社(幸3丁目,青物類委託販売,発起人上田元吉ほか5人)が設立登記を完了[430] 7.━ 横浜監獄小田原分監,幼年監から男懲治場に変更[430] 9.11 足柄下郡長,日露協約調印の精神の遵奉を訓示[419] 9.25 県会議員定期改選選挙,志村平八郎(下府中村),星野利兵衛(久野村)が当選[157] 9.━ 足柄下郡長,漁業の発展をはかるために,産業組合を組織するよう訓示[Ⅰ-417] 10.23 足柄下郡水産組合,遠洋漁業試験費補助金交付認可をうける[430] 11.9 湘南煙草合名会社(本社万年4丁目,支社国府津村)が設立される[430] 11.11 合資会社小田原衛生社(幸2丁目,塵芥・汚水の処理設備,代表多喜政道)が設立される[430] 11.12 熱海鉄道(株),本店移転登記を完了(十字2丁目)[430] 11.14 小田原町政革新会町会調査員,前町長吉田義方・加藤定通と前助役笠原尚衛・片岡永左衛門の防波堤築造補助金の分配方法について不正を指摘し,告訴を提起,町会議員4人の辞職を条件に訴願を取り下げる,12月5日足柄下郡長らが仲裁に入り妥結をみる[Ⅰ-393] 12.25 熱海鉄道(株),小田原―熱海間を軽便鉄道で営業開始[18,185,224] この年 米価が急騰し,1900年を100とした物価指数は129.3ポイント,米価は139ポイントとなる[通] 〃 二見初右衛門の経営する魚市場が廃業[通] 〃 小田原幼年保護会,保護場として新玉力行舎・谷津力行舎を開設[430] |
| 文化・教育 | 2.6～3.30 常宮・周宮,小田原御用邸に滞在[419] 2.━ 尋常早川小学校に高等小学校の併置が認可される[45] 3.24 小田原キリスト同胞教会,少年共励会を組織し,日曜学校の活動を活発化させる[89] 4.━ 松原神社・報徳二宮神社・大久保神社,神饌幣帛料供進神社に指定される[7] 5.15 芦子村,実業補習学校を創設[48] 6.15 栢山報徳社が設立される[2,430] 8.3～5 大日本報徳会,小田原夏期講習会を県立第二中学校で開催[Ⅰ-470][195,430] 8.11 県立第二中学校同窓会を開会[45] 8.24～25 台風による大雨,酒匂川・早川・山王川を中心に堤防決壊・橋梁流出,浸水被害,9月6日酒匂橋復旧,飯泉橋・富士道橋は流出して県に移管される[Ⅱ-93][177,430] 8.━ 報徳二宮神社内に報徳文庫を設置[148] 9.17～18 台風による大雨,狩川・仙了川筋で橋梁流出被害,国府津沿岸を中心に海嘯被害となる[15,148,430] 9.━ 山県有朋,大窪村板橋に古稀庵を建設,落成[51] 〃 尋常根府川小学校に高等科を併置し,尋常高等根府川小学校と改称[59] 10.6 小田原医師会,講話会・研究会を開催[430] 10.28 小田原町立小田原女学校開校式(現県立小田原城内高校の前身)[Ⅰ-101] 10.━ 『豆相新聞』,日刊で刊行(豆相新聞社,緑4丁目)[134] 12.8 辻村泰兄,日本弘道会小田原支会員・報徳社員・仏教関係者と社会教化団体道徳教会を結成[Ⅰ-474] 12.31 前羽村で火災,15戸が焼失[430] この年 村田裁縫女学校が創立[208] 〃 阪谷芳郎大蔵大臣・添田寿一日本興業銀行総裁・坪野平太郎神戸市長,江ノ浦村に「相翁松碑」を建碑[146,430] この年 小田原町,大窪・豊川・早川・酒匂・下府中の各村で腸チフスが流行[Ⅰ-392] |
| 国内・国際 | 1.1 県,寺社の統廃合を訓令 1.21 東京株式相場暴落(日露戦後の恐慌) 2.4 足尾銅山で暴動,軍隊が出動 2.15 三浦郡横須賀町,市制施行 2.16 米上院,新移民法案を可決 2.22 日本社会党結社禁止 3.21 小学校令を改正(義務教育年限を6年に延長) 5.14 横浜共同電灯会社,神奈川電灯会社を合併 5.28 県,市町村税等の滞納一掃・整理を通達 6.4 別子銅山で暴動 6.10 日仏協約に調印 7.24 第3次日韓協約に調印 7.30 第1回日露協約に調印 8.31 英仏露3国協商成立 9.13 県,植樹事業を奨励,種苗を下付 10.21 多摩川沿岸の町村地主総代,多摩川改修を知事に請願 10.━ 米国の恐慌で生糸輸出不振,糸価暴落 11.20 京浜・阪神地方の中小銀行で支払いが停止,取り付けが続出 12.24 県,県社以下神社の設備・会計を定める この年 県下に労働争議・環境権擁護の住民運動が多発 |
時代区分
近現代（1871-2000）
西暦
1907
年号
明治四〇年(一九〇七)丁未
政治・経済・社会
2.1 (株)小田原魚市場(幸2丁目,取締役会長鈴木善左衛門)設立許可,4月30日営業を開始[Ⅱ-67][7]
2.4 箱根水力電気(株)の水力発電所創設報償金減額について,町長・助役ほか有志14人は反対契約書を作成,実行委員を選出[Ⅱ-2]
3.16 東海道線時刻表改正,新橋一国府津駅間に上下各3本の急行列車を運行[430]
4.13 前川共同組合食品市場が設立許可される[208]
4.23 町長選挙,激戦,今井広之助が当選[419]
4.25 町会議員半数改選・補欠選挙[419]
5.━ 早川村,早川橋銭徴収権を個人に譲渡[430]
6.11 小田原青物合名会社(幸3丁目,青物類委託販売,発起人上田元吉ほか5人)が設立登記を完了[430]
7.━ 横浜監獄小田原分監,幼年監から男懲治場に変更[430]
9.11 足柄下郡長,日露協約調印の精神の遵奉を訓示[419]
9.25 県会議員定期改選選挙,志村平八郎(下府中村),星野利兵衛(久野村)が当選[157]
9.━ 足柄下郡長,漁業の発展をはかるために,産業組合を組織するよう訓示[Ⅰ-417]
10.23 足柄下郡水産組合,遠洋漁業試験費補助金交付認可をうける[430]
11.9 湘南煙草合名会社(本社万年4丁目,支社国府津村)が設立される[430]
11.11 合資会社小田原衛生社(幸2丁目,塵芥・汚水の処理設備,代表多喜政道)が設立される[430]
11.12 熱海鉄道(株),本店移転登記を完了(十字2丁目)[430]
11.14 小田原町政革新会町会調査員,前町長吉田義方・加藤定通と前助役笠原尚衛・片岡永左衛門の防波堤築造補助金の分配方法について不正を指摘し,告訴を提起,町会議員4人の辞職を条件に訴願を取り下げる,12月5日足柄下郡長らが仲裁に入り妥結をみる[Ⅰ-393]
12.25 熱海鉄道(株),小田原―熱海間を軽便鉄道で営業開始[18,185,224]
この年 米価が急騰し,1900年を100とした物価指数は129.3ポイント,米価は139ポイントとなる[通]
〃 二見初右衛門の経営する魚市場が廃業[通]
〃 小田原幼年保護会,保護場として新玉力行舎・谷津力行舎を開設[430]
文化・教育
2.6～3.30 常宮・周宮,小田原御用邸に滞在[419]
2.━ 尋常早川小学校に高等小学校の併置が認可される[45]
3.24 小田原キリスト同胞教会,少年共励会を組織し,日曜学校の活動を活発化させる[89]
4.━ 松原神社・報徳二宮神社・大久保神社,神饌幣帛料供進神社に指定される[7]
5.15 芦子村,実業補習学校を創設[48]
6.15 栢山報徳社が設立される[2,430]
8.3～5 大日本報徳会,小田原夏期講習会を県立第二中学校で開催[Ⅰ-470][195,430]
8.11 県立第二中学校同窓会を開会[45]
8.24～25 台風による大雨,酒匂川・早川・山王川を中心に堤防決壊・橋梁流出,浸水被害,9月6日酒匂橋復旧,飯泉橋・富士道橋は流出して県に移管される[Ⅱ-93][177,430]
8.━ 報徳二宮神社内に報徳文庫を設置[148]
9.17～18 台風による大雨,狩川・仙了川筋で橋梁流出被害,国府津沿岸を中心に海嘯被害となる[15,148,430]
9.━ 山県有朋,大窪村板橋に古稀庵を建設,落成[51]
〃 尋常根府川小学校に高等科を併置し,尋常高等根府川小学校と改称[59]
10.6 小田原医師会,講話会・研究会を開催[430]
10.28 小田原町立小田原女学校開校式(現県立小田原城内高校の前身)[Ⅰ-101]
10.━ 『豆相新聞』,日刊で刊行(豆相新聞社,緑4丁目)[134]
12.8 辻村泰兄,日本弘道会小田原支会員・報徳社員・仏教関係者と社会教化団体道徳教会を結成[Ⅰ-474]
12.31 前羽村で火災,15戸が焼失[430]
この年 村田裁縫女学校が創立[208]
〃 阪谷芳郎大蔵大臣・添田寿一日本興業銀行総裁・坪野平太郎神戸市長,江ノ浦村に「相翁松碑」を建碑[146,430]
この年 小田原町,大窪・豊川・早川・酒匂・下府中の各村で腸チフスが流行[Ⅰ-392]
国内・国際
1.1 県,寺社の統廃合を訓令
1.21 東京株式相場暴落(日露戦後の恐慌)
2.4 足尾銅山で暴動,軍隊が出動
2.15 三浦郡横須賀町,市制施行
2.16 米上院,新移民法案を可決
2.22 日本社会党結社禁止
3.21 小学校令を改正(義務教育年限を6年に延長)
5.14 横浜共同電灯会社,神奈川電灯会社を合併
5.28 県,市町村税等の滞納一掃・整理を通達
6.4 別子銅山で暴動
6.10 日仏協約に調印
7.24 第3次日韓協約に調印
7.30 第1回日露協約に調印
8.31 英仏露3国協商成立
9.13 県,植樹事業を奨励,種苗を下付
10.21 多摩川沿岸の町村地主総代,多摩川改修を知事に請願
10.━ 米国の恐慌で生糸輸出不振,糸価暴落
11.20 京浜・阪神地方の中小銀行で支払いが停止,取り付けが続出
12.24 県,県社以下神社の設備・会計を定める
この年 県下に労働争議・環境権擁護の住民運動が多発