| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近現代（1871-2000） |
| 西暦 | 1910 |
| 年号 | 明治四三年(一九一〇)庚戌 |
| 政治・経済・社会 | 1.29 小田原電気鉄道(株),外国人観光客誘致のため電車路線延長を決定,1912年2月湯本―強羅間工事施行が認可される[224] 2.2 無限責任小田原堅牢漆器組合信用購買生産販売組合が設立許可される[109,208] 2.10 小田原実業奨励会,雇人奨励会を開催[314] 2.━ 真鶴漁業会社と山田又市・山田小兵衛が経営する両市場,岩村海面への根拵網張り立て計画で対立[280] 〃 小林製糸会社(桜井村)が開業[208] 4.3 戊申詔書奉読式・勅語奉読式を小田原小学校で実施[419] 4.18 町会,1896年12月に可決した旧箱根水力電気(株)の水力発電所創設報償金を1600円に減額する件を可決[Ⅱ-2] 4.20 町会議員半数改選選挙[148,419] 4.24 日清・日露戦病死者追弔ならびに軍人団創立総会を開催[419] 4.━ 在郷軍人団を設立済の町村は,小田原町・足柄村・下曽我村・大窪村,設立を決定した村は,豊川村・上府中村・下府中村・前羽村・国府津村[Ⅰ-464] 〃 国府津村巡査駐在所・下府中村巡査駐在所(1980年鴨宮駅前派出所と改称)が設置される[54] 7.25 山田又市と山田小兵衛の魚市場が合併して小田原魚市場(幸4丁目)となる[430] 8.1 沼津銀行小田原支店が開業[148] 8.7 足柄下郡宅地価格調査委員を選挙(足柄下郡定数6)[419] 8.15 箱根物産同業組合,第1回箱根物産競技会を開催[385] 8.19 豊川村・足柄村,飯泉橋架設渡橋賃徴収を廃止し,県費支弁編入の上申書を知事に提出[Ⅰ-443] 8.━ 新蒲鉾組合が設立され,原料の共同購入・機械化を導入して「日の出蒲鉾」を製造,9月19日から発売[430] 10.1 小田原銀行幸町支店が開業[148,430] 10.3 国府津食品市場が設立許可される[Ⅰ-405] 10.10 有限責任曽我原信用購買組合が設立される[430] 10.24 地方改良講演会を国府津村で開催[430] 11.14 第1師団機動演習,軍隊が足柄村谷津付近に露営[Ⅰ-465・467] 11.18 国民党・刷新派合同講演会を富貴座で開催,1909年7月の選挙違反検挙以来政友会支持は落ち込み,町会は革新・正義の2派が優勢となる[430] 〃 政友会講演会を富貴座で開催,小田原国民倶楽部が発足[430] 11.━ 小田原町の弁護士(代表平川松太郎)が合資会社小田原信託会社を設立し,東京・横浜の弁護士出張所に対抗[430] 12.9 無限責任千代信用組合が設立される[208,430] この年 小田原製氷(株)が設立される(1918年日本製氷(株)となる)[40,109] 〃 市街地に街灯が施設される[148] 〃 米神村・根府川村,在郷軍人団を組織[147] 〃 ブリ網張り立てを数か村共同で経営するようになる[215] |
| 文化・教育 | 1.22～3.13 韓国皇太子,小田原御用邸に滞在[419] 1.━ 国府津村青年会が設立される[175] 2.━ 喜多六平太ら,清游館(万年4丁目)・宝石楼(早川村)で謡会を催す[430] 3.9 国府津村で火災,36戸が全焼[430] 3.13 道徳教会,久野支部(東泉院)を設置[430] 3.25 尋常板橋小学校,尋常大窪小学校と改称,4月16日校舎落成開校式,山県有朋が出席[45,59] 3.30 小田原少女会(発起人福田誠信)発会式[430] 4.14 尋常久野小学校付設実業補習学校が設置認可,9月1日開校[15] 4.27 内山愚堂,控訴審判決で懲役7年が確定,6月大逆事件へ連座[通] 4.━ 宗我神社,神饌幣帛供進社に指定される[7] 〃 横浜詰の東京新聞記者,小田原警察署長の万朝報記者出入り禁止措置に対抗して記者団を組織[Ⅰ-488] 5.20 イギリス国王大葬,町内は国旗を掲揚し,銀行・会社は休業となる[148,419] 6.4 皇太子,小田原御用邸に滞在,6月5日に山県有朋を訪問[419] 6.15 此花会(俳句会)発会式[430] 6.━ 神奈川県神職会足柄下郡支部が創立[10] 7.6 自修学校(校長大井龍跳)が曽我村瑞雲寺に設立認可される[2] 7.8～30 裕仁親王・雍仁親王・宣仁親王,小田原御用邸に滞在[419] 8.7～8 台風による豪雨,各河川にかかる橋はほとんど流出,堤防が決壊し,足柄下郡の損害額は47万円余りとなる[177,280,430] 9.1 日韓併合祝賀提灯行列を行う[419] 10.10 桜井村,青年夜学会を村内3か所で実施[45] 10.23 足柄下郡教育会総集会を開催[4] 12.━ 足柄下郡教育会,巡回文庫を開始,各町村で一時的に図書館を開設[430] この年 尋常高等国府津小学校同窓会が発足[45] 〃 『小田原実業新報』発刊[208] 〃 吉田義之,『実業立志篇』第一編刊行 〃 岡本太郎(岡本秋暉の孫,洋画家),早川別荘に転居[190] この頃 政府の意向を受け,地方でも個人または団体の各種表彰をする傾向が強まる[148] 〃 足柄村二川・芦子・久野,石橋村,米神村,根府川村,江ノ浦村,下府中村,田島村,酒匂村,大窪村,下曽我村,前羽村で青年会が組織される[5] |
| 国内・国際 | 1.8 (株)関東銀行設立 1.30 真鶴漁業会社開業祝賀会 3.1 大同倶楽部と戊申倶楽部の一部が中央倶楽部を結成 3.13 立憲国民党結成 3.14 産業組合中央会県支部設立 3.25 地租条例を改正 4.3 県地方改良会創立協議会開催 4.15 改正関税定率法を公布 4.21 漁業法を改正公布(漁業組合制度整備,漁業権に対する抵当権を認める) 〃 軽便鉄道法を公布 5.25 大逆事件の検挙がはじまる 5.━ 志賀直哉「箱根山」(『白樺』) 6.1 幸徳秋水,湯河原で逮捕 7.4 第2回日露協約に調印 8.12 県,公有林野造林補助規程を制定 8.22 日韓併合条約に調印,施行 8.29 韓国の国号を朝鮮と改め,朝鮮総督府を設置 9.━ 県下で赤痢・腸チフスが流行 10.30 江之島電気鉄道(株)全線開通 11.3 帝国在郷軍人会発会式 11.12 漁業組合令を公布 11.15 帝国農会設立許可 11.29 白瀬中尉ら南極探検隊東京芝浦を出帆(1912年帰国) 12.10 大審院,大逆事件第1回公判を開廷 12.14 日野熊蔵大尉,代々木練兵場で初めて飛行に成功 この年 県下各郡に県地方改良会支部,町村に地方改良会を結成 |
時代区分
近現代（1871-2000）
西暦
1910
年号
明治四三年(一九一〇)庚戌
政治・経済・社会
1.29 小田原電気鉄道(株),外国人観光客誘致のため電車路線延長を決定,1912年2月湯本―強羅間工事施行が認可される[224]
2.2 無限責任小田原堅牢漆器組合信用購買生産販売組合が設立許可される[109,208]
2.10 小田原実業奨励会,雇人奨励会を開催[314]
2.━ 真鶴漁業会社と山田又市・山田小兵衛が経営する両市場,岩村海面への根拵網張り立て計画で対立[280]
〃 小林製糸会社(桜井村)が開業[208]
4.3 戊申詔書奉読式・勅語奉読式を小田原小学校で実施[419]
4.18 町会,1896年12月に可決した旧箱根水力電気(株)の水力発電所創設報償金を1600円に減額する件を可決[Ⅱ-2]
4.20 町会議員半数改選選挙[148,419]
4.24 日清・日露戦病死者追弔ならびに軍人団創立総会を開催[419]
4.━ 在郷軍人団を設立済の町村は,小田原町・足柄村・下曽我村・大窪村,設立を決定した村は,豊川村・上府中村・下府中村・前羽村・国府津村[Ⅰ-464]
〃 国府津村巡査駐在所・下府中村巡査駐在所(1980年鴨宮駅前派出所と改称)が設置される[54]
7.25 山田又市と山田小兵衛の魚市場が合併して小田原魚市場(幸4丁目)となる[430]
8.1 沼津銀行小田原支店が開業[148]
8.7 足柄下郡宅地価格調査委員を選挙(足柄下郡定数6)[419]
8.15 箱根物産同業組合,第1回箱根物産競技会を開催[385]
8.19 豊川村・足柄村,飯泉橋架設渡橋賃徴収を廃止し,県費支弁編入の上申書を知事に提出[Ⅰ-443]
8.━ 新蒲鉾組合が設立され,原料の共同購入・機械化を導入して「日の出蒲鉾」を製造,9月19日から発売[430]
10.1 小田原銀行幸町支店が開業[148,430]
10.3 国府津食品市場が設立許可される[Ⅰ-405]
10.10 有限責任曽我原信用購買組合が設立される[430]
10.24 地方改良講演会を国府津村で開催[430]
11.14 第1師団機動演習,軍隊が足柄村谷津付近に露営[Ⅰ-465・467]
11.18 国民党・刷新派合同講演会を富貴座で開催,1909年7月の選挙違反検挙以来政友会支持は落ち込み,町会は革新・正義の2派が優勢となる[430]
〃 政友会講演会を富貴座で開催,小田原国民倶楽部が発足[430]
11.━ 小田原町の弁護士(代表平川松太郎)が合資会社小田原信託会社を設立し,東京・横浜の弁護士出張所に対抗[430]
12.9 無限責任千代信用組合が設立される[208,430]
この年 小田原製氷(株)が設立される(1918年日本製氷(株)となる)[40,109]
〃 市街地に街灯が施設される[148]
〃 米神村・根府川村,在郷軍人団を組織[147]
〃 ブリ網張り立てを数か村共同で経営するようになる[215]
文化・教育
1.22～3.13 韓国皇太子,小田原御用邸に滞在[419]
1.━ 国府津村青年会が設立される[175]
2.━ 喜多六平太ら,清游館(万年4丁目)・宝石楼(早川村)で謡会を催す[430]
3.9 国府津村で火災,36戸が全焼[430]
3.13 道徳教会,久野支部(東泉院)を設置[430]
3.25 尋常板橋小学校,尋常大窪小学校と改称,4月16日校舎落成開校式,山県有朋が出席[45,59]
3.30 小田原少女会(発起人福田誠信)発会式[430]
4.14 尋常久野小学校付設実業補習学校が設置認可,9月1日開校[15]
4.27 内山愚堂,控訴審判決で懲役7年が確定,6月大逆事件へ連座[通]
4.━ 宗我神社,神饌幣帛供進社に指定される[7]
〃 横浜詰の東京新聞記者,小田原警察署長の万朝報記者出入り禁止措置に対抗して記者団を組織[Ⅰ-488]
5.20 イギリス国王大葬,町内は国旗を掲揚し,銀行・会社は休業となる[148,419]
6.4 皇太子,小田原御用邸に滞在,6月5日に山県有朋を訪問[419]
6.15 此花会(俳句会)発会式[430]
6.━ 神奈川県神職会足柄下郡支部が創立[10]
7.6 自修学校(校長大井龍跳)が曽我村瑞雲寺に設立認可される[2]
7.8～30 裕仁親王・雍仁親王・宣仁親王,小田原御用邸に滞在[419]
8.7～8 台風による豪雨,各河川にかかる橋はほとんど流出,堤防が決壊し,足柄下郡の損害額は47万円余りとなる[177,280,430]
9.1 日韓併合祝賀提灯行列を行う[419]
10.10 桜井村,青年夜学会を村内3か所で実施[45]
10.23 足柄下郡教育会総集会を開催[4]
12.━ 足柄下郡教育会,巡回文庫を開始,各町村で一時的に図書館を開設[430]
この年 尋常高等国府津小学校同窓会が発足[45]
〃 『小田原実業新報』発刊[208]
〃 吉田義之,『実業立志篇』第一編刊行
〃 岡本太郎(岡本秋暉の孫,洋画家),早川別荘に転居[190]
この頃 政府の意向を受け,地方でも個人または団体の各種表彰をする傾向が強まる[148]
〃 足柄村二川・芦子・久野,石橋村,米神村,根府川村,江ノ浦村,下府中村,田島村,酒匂村,大窪村,下曽我村,前羽村で青年会が組織される[5]
国内・国際
1.8 (株)関東銀行設立
1.30 真鶴漁業会社開業祝賀会
3.1 大同倶楽部と戊申倶楽部の一部が中央倶楽部を結成
3.13 立憲国民党結成
3.14 産業組合中央会県支部設立
3.25 地租条例を改正
4.3 県地方改良会創立協議会開催
4.15 改正関税定率法を公布
4.21 漁業法を改正公布(漁業組合制度整備,漁業権に対する抵当権を認める)
〃 軽便鉄道法を公布
5.25 大逆事件の検挙がはじまる
5.━ 志賀直哉「箱根山」(『白樺』)
6.1 幸徳秋水,湯河原で逮捕
7.4 第2回日露協約に調印
8.12 県,公有林野造林補助規程を制定
8.22 日韓併合条約に調印,施行
8.29 韓国の国号を朝鮮と改め,朝鮮総督府を設置
9.━ 県下で赤痢・腸チフスが流行
10.30 江之島電気鉄道(株)全線開通
11.3 帝国在郷軍人会発会式
11.12 漁業組合令を公布
11.15 帝国農会設立許可
11.29 白瀬中尉ら南極探検隊東京芝浦を出帆(1912年帰国)
12.10 大審院,大逆事件第1回公判を開廷
12.14 日野熊蔵大尉,代々木練兵場で初めて飛行に成功
この年 県下各郡に県地方改良会支部,町村に地方改良会を結成