| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近現代（1871-2000） |
| 西暦 | 1912 |
| 年号 | 明治四五・大正元年(一九一二)壬子 |
| 政治・経済・社会 | 1.16 下府中村鴨宮耕地整理組合が設立認可される(2月1日着工,1914年5月10日完成)[208] 1.19 内務省,小田原町水道敷設費低利資金貸付申請を不許可とする[Ⅱ-9] 1.20 水道延期派,水道不許可報告を町内に配布[Ⅱ-8] 2.8 国府津機関庫の鉄筋コンクリート建替え工事が竣工,落成式[175,430] 2.25 合名会社小田原共益社(万年4丁目,金銭貸付)設立登記を完了(1913年2月株式会社に改組,倉庫業も兼ねる)[108,430] 2.27 内務省の低利資金貸付不許可をうけ,辞表を提出した町会議員は全員留任となり,3月21日水道問題融和懇談会を開催,郡長ほか150余人が出席[Ⅱ-9] 2.━ 曽我村に区を設置し,各区に区長・代理者を置く[Ⅰ-385] 3.10 小田原光栄(株)(万年2丁目,金銭貸付)が設立される[108,430] 3.22 足柄上郡・足柄下郡・中郡の16人の発起人,相州蜜柑同業組合の設立準備にかかる[430] 3.30 酒匂橋が竣工,開通式(橋台に小田原市域ではじめて鉄材を使用)[148,430] 3.━ 合資会社湖南介立社(新玉3丁目,代理委託・金銭貸付)が設立される[8] 5.15 第11回総選挙,長谷川豊吉(下曽我村)が当選[148] 5.━ 県会議員補欠選挙,船津愛之助(下中村)が当選[157] 6.23 足柄村・豊川村・桜井村,1910・1911年の災害復旧工事を継続事業とし,工事費の増額について知事に請願[15] 7.7 宝安寺住職村山大仙,小田原町の依頼により棄児養育を開始(後の四恩会育児院,児童保護事業)[111,425] 〃 小田原町細民救済会が組織され,12日より外米の売出しを開始[148,419] 7.11 町内での徴兵検査の結果成績は不良,検査を受けた162人のうち合格者13人[419] 7.18 小田原織布(株)が設立される(新玉2丁目,社長神原富文)[27,109] 7.27 足柄金融(株)(緑2丁目,金銭貸付)設立登記を完了[108,430] 8.━ 足柄下郡役所,郡内各町村に済生会施療券263枚を配布[430] 9.7 吉浜銀行が駿河銀行に合併し,支店は駿河銀行小田原支店と改称,1913年4月7日緑1丁目に移転[334,414,430] 10.8 小田原町防波堤修築委員会,海岸防波堤修築費補助を県に申請,1913年3月補助金として9664円が許可される[419,430] 10.28 (株)足柄銀行,緑3丁目に支店を開設[430] 10.━ 陸軍重砲兵第2連隊第1大隊第3中隊,豊川村・国府津村に宿営[430] 11.━ 真鶴村でコレラが流行,沿海漁獲物の売れ行き不振のため水産業者は生活難におちいる[430] 12.15 酒匂村川辺正之助がブリ大謀網漁業免許を取得し,小八幡沿岸で漁場の経営を開始[284] 12.23 県度量衡器検定所小田原支所,新玉4丁目に新築移転[223] 12.━ 勧業合資会社(万年4丁目,金銭貸付)が設立される(～1918年11月解散)[108,430] この年 エム・エフ商会,貸自動車業を開業[384] 〃 足柄下郡湯屋営業組合(本部松の湯)が設立される[430] 〃 町内米価騰貴し,明治期最高の1升(1.5kg)31銭を記録,米穀商の閉店は10数軒におよぶ[419,430] この頃 漁具の改良が進み,網には綿糸,綱にはワイヤーロープが使用されるようになる[通] |
| 文化・教育 | 1.9 石井裁縫女学校が設立許可,2月善光寺内に開校[8,45] 1.22～3.13 竹田宮・同妃,小田原御用邸に滞在[430] 3.20 電気館(映画館)が茶畑に開館(～1913年12月有楽館に買収される)[218,430] 3.━ 小田原町仏教婦人会が発足[8] 5.4 小田原報徳社,報徳婦人会を設立[47] 5.24 酒匂村で火災,法船寺・妙善寺ほか13戸が焼失[430] 7.2 神山神社(足柄村)が神饌幣帛料の供進神社に指定される[203] 8.2 足柄下郡長,各学校生徒・児童に天皇の死去と喪期間の心得を通牒,町は区長を通して町民に喪章を身につけるよう通知[35,430] 8.16 小田原警察署,避暑地の美観を守るため町内看板取調べを実施[430] 8.29～9.1 台風により小田原地方沿岸は浪害・塩害をうける,小田原では全半潰53戸,浸水189戸にのぼる[148,177] 8.━ 足柄下郡内宗教団体が明治天皇奉悼法会を実施,浄土宗寺院・小田原敬愛婦人会(5日),曹洞宗寺院(10日)[430] 8.～9.━ 足柄下郡内各町村で明治天皇奉悼会を実施,酒匂村(6日),大窪村・早川村・小田原町(8日),豊川村(10日),江ノ浦村(15日),下府中村(9月1日)[27,430] 9.13 明治天皇大喪,小田原高等女学校内に遥拝所を設置,霊柩の国府津駅通過に合わせ,小田原電気鉄道は臨時電車を運行[Ⅱ-124] 9.16 道徳教会,財団法人の設立認可をうける[Ⅰ-474] 9.━ 県仏教慈徳会足柄下郡支部が設置され,免囚・出獄人保護善導事業を開始[322] 10.━ 小船青年会(下中村)が設立される[5] 12.17 青物町・万年町で火災,28戸が焼失[73] この年 町内に組織された青年会,日新会・実銭会(4月),自彊会(7月),万正会(10月),正友会・青年同志会(11月)[350] 〃 西忠義,道徳教会に図書館付設を要望[114] 〃 吉田義之,『実業立誌篇』第2編刊行 〃 桃中軒雲右衛門,川上派壮士俳優座,東京エムパテー活動写真,青柳捨三郎一座,浪花節富士入道,桃中軒小雲ら,富貴座で興業[430] |
| 国内・国際 | 1.1 孫文,臨時大総統に就任,中華民国臨時政府が成立 1.28 白瀬中尉ら南極探検隊,南緯80度5分に到達 2.12 清朝滅亡 3.1 美濃部達吉『憲法講話』を刊行,天皇機関説論争が広がる 3.10 袁世凱,北京で臨時大総統に就任 3.12 ジャパン・ツーリスト・ビューロー創立 4.1 県水産試験場設置 4.14 タイタニック号沈没,乗員・乗客1513人が死亡 6.8 日本鋼管(株)設立 7.1 米価暴騰 7.6 第5回オリンピック・ストックホルム大会に日本初参加 7.8 第1回県地方改良講習会を開催 〃 第3回日露協約に調印 7.20 宮内省,天皇重態と発表 7.30 天皇没,明治を大正と改元 8.1 鈴木文治ら友愛会を結成 9.4 休日に関する勅令,11月3日が明治天皇祭となる 9.13 明治天皇大葬,乃木希典夫妻殉死 9.26 恩赦令・大赦令を公布 9.━ コレラが全国で流行 10.7 浅野セメント(株)設立 10.17 第1次バルカン戦争 12.5 第2次西園寺公望内閣総辞職,大正政変のスタート 12.15 政友会3派の大懇親会,官僚政治根絶・憲政擁護を決議 12.19 憲政擁護大会(東京)開催,第1次護憲運動 12.20 立憲政友会神奈川県支部,憲政擁護県民大会を開催 12.21 第3次桂太郎内閣成立 |
時代区分
近現代（1871-2000）
西暦
1912
年号
明治四五・大正元年(一九一二)壬子
政治・経済・社会
1.16 下府中村鴨宮耕地整理組合が設立認可される(2月1日着工,1914年5月10日完成)[208]
1.19 内務省,小田原町水道敷設費低利資金貸付申請を不許可とする[Ⅱ-9]
1.20 水道延期派,水道不許可報告を町内に配布[Ⅱ-8]
2.8 国府津機関庫の鉄筋コンクリート建替え工事が竣工,落成式[175,430]
2.25 合名会社小田原共益社(万年4丁目,金銭貸付)設立登記を完了(1913年2月株式会社に改組,倉庫業も兼ねる)[108,430]
2.27 内務省の低利資金貸付不許可をうけ,辞表を提出した町会議員は全員留任となり,3月21日水道問題融和懇談会を開催,郡長ほか150余人が出席[Ⅱ-9]
2.━ 曽我村に区を設置し,各区に区長・代理者を置く[Ⅰ-385]
3.10 小田原光栄(株)(万年2丁目,金銭貸付)が設立される[108,430]
3.22 足柄上郡・足柄下郡・中郡の16人の発起人,相州蜜柑同業組合の設立準備にかかる[430]
3.30 酒匂橋が竣工,開通式(橋台に小田原市域ではじめて鉄材を使用)[148,430]
3.━ 合資会社湖南介立社(新玉3丁目,代理委託・金銭貸付)が設立される[8]
5.15 第11回総選挙,長谷川豊吉(下曽我村)が当選[148]
5.━ 県会議員補欠選挙,船津愛之助(下中村)が当選[157]
6.23 足柄村・豊川村・桜井村,1910・1911年の災害復旧工事を継続事業とし,工事費の増額について知事に請願[15]
7.7 宝安寺住職村山大仙,小田原町の依頼により棄児養育を開始(後の四恩会育児院,児童保護事業)[111,425]
〃 小田原町細民救済会が組織され,12日より外米の売出しを開始[148,419]
7.11 町内での徴兵検査の結果成績は不良,検査を受けた162人のうち合格者13人[419]
7.18 小田原織布(株)が設立される(新玉2丁目,社長神原富文)[27,109]
7.27 足柄金融(株)(緑2丁目,金銭貸付)設立登記を完了[108,430]
8.━ 足柄下郡役所,郡内各町村に済生会施療券263枚を配布[430]
9.7 吉浜銀行が駿河銀行に合併し,支店は駿河銀行小田原支店と改称,1913年4月7日緑1丁目に移転[334,414,430]
10.8 小田原町防波堤修築委員会,海岸防波堤修築費補助を県に申請,1913年3月補助金として9664円が許可される[419,430]
10.28 (株)足柄銀行,緑3丁目に支店を開設[430]
10.━ 陸軍重砲兵第2連隊第1大隊第3中隊,豊川村・国府津村に宿営[430]
11.━ 真鶴村でコレラが流行,沿海漁獲物の売れ行き不振のため水産業者は生活難におちいる[430]
12.15 酒匂村川辺正之助がブリ大謀網漁業免許を取得し,小八幡沿岸で漁場の経営を開始[284]
12.23 県度量衡器検定所小田原支所,新玉4丁目に新築移転[223]
12.━ 勧業合資会社(万年4丁目,金銭貸付)が設立される(～1918年11月解散)[108,430]
この年 エム・エフ商会,貸自動車業を開業[384]
〃 足柄下郡湯屋営業組合(本部松の湯)が設立される[430]
〃 町内米価騰貴し,明治期最高の1升(1.5kg)31銭を記録,米穀商の閉店は10数軒におよぶ[419,430]
この頃 漁具の改良が進み,網には綿糸,綱にはワイヤーロープが使用されるようになる[通]
文化・教育
1.9 石井裁縫女学校が設立許可,2月善光寺内に開校[8,45]
1.22～3.13 竹田宮・同妃,小田原御用邸に滞在[430]
3.20 電気館(映画館)が茶畑に開館(～1913年12月有楽館に買収される)[218,430]
3.━ 小田原町仏教婦人会が発足[8]
5.4 小田原報徳社,報徳婦人会を設立[47]
5.24 酒匂村で火災,法船寺・妙善寺ほか13戸が焼失[430]
7.2 神山神社(足柄村)が神饌幣帛料の供進神社に指定される[203]
8.2 足柄下郡長,各学校生徒・児童に天皇の死去と喪期間の心得を通牒,町は区長を通して町民に喪章を身につけるよう通知[35,430]
8.16 小田原警察署,避暑地の美観を守るため町内看板取調べを実施[430]
8.29～9.1 台風により小田原地方沿岸は浪害・塩害をうける,小田原では全半潰53戸,浸水189戸にのぼる[148,177]
8.━ 足柄下郡内宗教団体が明治天皇奉悼法会を実施,浄土宗寺院・小田原敬愛婦人会(5日),曹洞宗寺院(10日)[430]
8.～9.━ 足柄下郡内各町村で明治天皇奉悼会を実施,酒匂村(6日),大窪村・早川村・小田原町(8日),豊川村(10日),江ノ浦村(15日),下府中村(9月1日)[27,430]
9.13 明治天皇大喪,小田原高等女学校内に遥拝所を設置,霊柩の国府津駅通過に合わせ,小田原電気鉄道は臨時電車を運行[Ⅱ-124]
9.16 道徳教会,財団法人の設立認可をうける[Ⅰ-474]
9.━ 県仏教慈徳会足柄下郡支部が設置され,免囚・出獄人保護善導事業を開始[322]
10.━ 小船青年会(下中村)が設立される[5]
12.17 青物町・万年町で火災,28戸が焼失[73]
この年 町内に組織された青年会,日新会・実銭会(4月),自彊会(7月),万正会(10月),正友会・青年同志会(11月)[350]
〃 西忠義,道徳教会に図書館付設を要望[114]
〃 吉田義之,『実業立誌篇』第2編刊行
〃 桃中軒雲右衛門,川上派壮士俳優座,東京エムパテー活動写真,青柳捨三郎一座,浪花節富士入道,桃中軒小雲ら,富貴座で興業[430]
国内・国際
1.1 孫文,臨時大総統に就任,中華民国臨時政府が成立
1.28 白瀬中尉ら南極探検隊,南緯80度5分に到達
2.12 清朝滅亡
3.1 美濃部達吉『憲法講話』を刊行,天皇機関説論争が広がる
3.10 袁世凱,北京で臨時大総統に就任
3.12 ジャパン・ツーリスト・ビューロー創立
4.1 県水産試験場設置
4.14 タイタニック号沈没,乗員・乗客1513人が死亡
6.8 日本鋼管(株)設立
7.1 米価暴騰
7.6 第5回オリンピック・ストックホルム大会に日本初参加
7.8 第1回県地方改良講習会を開催
〃 第3回日露協約に調印
7.20 宮内省,天皇重態と発表
7.30 天皇没,明治を大正と改元
8.1 鈴木文治ら友愛会を結成
9.4 休日に関する勅令,11月3日が明治天皇祭となる
9.13 明治天皇大葬,乃木希典夫妻殉死
9.26 恩赦令・大赦令を公布
9.━ コレラが全国で流行
10.7 浅野セメント(株)設立
10.17 第1次バルカン戦争
12.5 第2次西園寺公望内閣総辞職,大正政変のスタート
12.15 政友会3派の大懇親会,官僚政治根絶・憲政擁護を決議
12.19 憲政擁護大会(東京)開催,第1次護憲運動
12.20 立憲政友会神奈川県支部,憲政擁護県民大会を開催
12.21 第3次桂太郎内閣成立