| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近現代（1871-2000） |
| 西暦 | 1919 |
| 年号 | 大正八年(一九一九)己未 |
| 政治・経済・社会 | 1.19 小田原警察署庁舎新築落成式[430] 〃 化学肥料合資会社(新玉1丁目)が設立される[430] 1.27 半助丸(はじめての西洋型23t発動機船),古新宿で進水式[430] 1.30 小田原瓦斯(株),ガス使用料の値上げを申請,町会が承認[290] 2.━ 小田原町正義新同社,白米廉売を実施[37] 〃 足柄下郡長,米の節約と麦・ジャガイモ・サツマイモの併用を指示[Ⅱ-32] 3.━ 足柄村ほか7か村入会地(早川村所在)の所有権をめぐり上府中村より提起された訴訟は,共有権を早川村・片浦村が買収することで協定が成立[228,430] 〃 大日本製氷(株),第13工場(幸1丁目)を開業[205] 4.30 小田原瓦斯(株),石炭高騰のため臨時休業[Ⅱ-63] 4.━ 県会議員補欠選挙,長谷川彌三郎(国府津村)が当選[158] 〃 足柄下郡入会山1500余町歩に植林を計画,郡内各町村が植林に着手[155] 5.5 有限責任成田信用販売購買組合が設立される[430] 5.6 国府津村議会,地租・国税・所得税付加税賦課を可決,吏員・教員の特別手当にあてる[284] 5.━ 町内,屋上制限規制施行区域となる[430] 6.1 小田原電気鉄道(株),箱根湯本一強羅間に箱根登山鉄道の営業を開始[224,384] 〃 富士屋自働車(株),国府津一箱根間乗合自動車業務を開始[384] 6.━ 日本紙糸紡績(株)(本社東京,1916年5月創立),足柄村多古に工場を新設[353] 7.16 有限責任国府津信用販売購売組合が設立される[430] 8.━ 近衛歩兵第2連隊第1大隊・野砲兵第17連隊第1大隊,足柄村に宿営(10月には足柄村と下府中村に宿営)[15] 9.5 足柄下郡役所,民力涵養・産業及貯金奨励・農産物奨励講演会を開催[37] 9.25 県会議員定期改選選挙,中田寿一郎・吉田義之(小田原町)が当選[158] 9.━ 国府津食品市場が設立される[通] 10.━ 剱持酒造場(足柄村小台,剱持儀四郎)が設立される[Ⅱ-202] 10.～11.━ 小田原郵便局集配人,東部管理局長へ増給を要求[430] 11.━ 井上麻糸工場(酒匂村)が創業[297] 12.11 有限責任西大友信用販売購買組合が設立される[430] 12.15 足柄下郡長,金融業者の投機を助長する貸出しや物価の不自然な投機を引き起こす行為について厳重注意を通知[Ⅱ-65] 12.23 足柄下郡長,町村吏員・教員の年末賞与増給について町村長に通知[Ⅱ-34] 12.25 日本帆布(株),足柄村久野に設立される(1924年6月日本加工織布(株)と改称)[15] この年 狩川水電工業(株)(1918年設立,新玉3丁目),水利使用につき足柄村と交渉,実測に着手[15,37] 〃 富士屋自働車(株),富士屋ホテル―横浜グランドホテル間直通乗合自動車を土・日曜日に運転(震災後は横浜乗合自動車「ヨコハマ・エキスプレスバス」となる)[401] 〃 足柄村,物価騰貴のため戸数割付加税1戸平均1円63銭の増税,1920年は平均3円10銭の増額で,1戸当り30円64銭が賦課される[Ⅱ-17・18] 〃 足柄村荻窪住民,山下亀三郎敷設の水道水源に荻窪用水使用反対を表明,山下は松下水道を利用[37] 〃 足柄下郡内海外出稼人数369人,送金額2万2400円余[9] |
| 文化・教育 | 1.12 足柄下郡青年団員指導研究会,発会式[430] 1.25～3.13 高松宮,小田原御用邸に滞在[430] 1.～2.━ 小田原町から国府津村・下曽我村・前羽村にかけて悪性感冒がはやる,2月2日現在の患者数1150人,死亡者20人[Ⅱ-132][430] 2.11 足柄下郡連合青年会,郡内一周マラソン競技を実施[430] 2.━ 足柄下郡医師会,流行性感冒の予防注射を希望者に接種,貧困者の感冒治療を実施[430] 3.━ 尋常第三小田原小学校,新玉2丁目に移転,学区の変更により,第一・第二小学校の一部児童を受入れる[59,430] 4.1 聖公会花園幼稚園(十字3丁目)が設立認可される[46] 4.25 閑院宮邸,火災で全焼[73] 5.10 万年2丁目で火災,大火,約500戸が焼失,近隣村より義捐金が集まる,19日バラック式長屋を建設し,罹災者150人を収容[177,430] 6.3 淳宮,辻村農園を訪問[430] 8.20 足柄下郡役所,町村学校教員臨時手当支給規則を各町村に通牒[46] 8.━ 北原白秋,伝肇寺境内に「木兎の家」を構え,1920年6月に2階建洋館「白秋山荘」を建設[115] 9.14 台風による豪雨のため河川が増水,飯泉橋・富士道橋橋台が流失[15,177,430] 9.━ 御幸座が開場,13世守田勘弥一座が出演[352] 10.18 神奈川県報徳社連合会,報徳二宮神社に設置される[111] 10.22 小田原電気鉄道の電車,大窪村板橋で正面衝突,重傷者9人を出す[430] 10.━ 牧野信一,同人雑誌『十三人』に参加,12月同誌に「爪」を発表[302] 12.━ 谷崎潤一郎,十字に転居し,北原白秋と交遊する[190] この年 町会,町立小田原高等女学校の県立移管を可決し,県への請願運動を開始[46,430] 〃 小田原保勝会,お壕端の桜(辻村常助寄贈)見物のために夜間照明(ボンボリ)を取り付ける[Ⅱ-127] 〃 風俗営業取締規則により,国道沿いの芸妓・料理屋等を裏通りに移転[280] 〃 小田原地方の俸給生活者の家計はおしなべて苦しく,小田原町付近の月収45円の教員(6人家族)の支出は61円45銭,酒匂村の月収34円の役場吏員の支出は38円を示していた[Ⅱ-131] |
| 国内・国際 | 1.11 全国統一の自動車取締令を公布 1.18 パリ講和会議 2.9 東京で普選期成大会を開催 3.1 朝鮮各地に独立デモ(3.1運動) 3.27 結核予防法・トラホーム予防法を公布 4.5 市街地建築物法・都市計画法を公布 4.10 地方鉄道法を公布 〃 史跡名勝天然記念物保存法を公布 4.11 道路法を公布 4.17 主要食糧農産物の改良増殖奨励規則を公布 4.━ 戦後ブームがはじまる 5.2 県,農事実行組合設置奨励規則を制定 5.4 パリ講和会議で,日本全権,山東半島還付を声明 〃 北京で学生反日運動(5.4運動) 5.23 衆議院議員選挙法を改正 6.25 県,節米奨励を告諭,代用食奨励を通達 6.28 ベルサイユ講和条約に調印 8.26 県会議員選挙区別定数改正を告示(13選挙区40人) 8.30 友愛会,大日本労働総同盟友愛会と改称 8.━ 県,内務部に社会課を設置 9.9 県,畜牛奨励規則を制定 9.━ 株式市場・商品市場の投機ブーム 10.10 大日本国粋会結成 10.━ 県民力涵養大会協議会,町村本位の実行要目設定を可決 12.15 日本電力(株)設立 この年 大正8年度に県内で開催された民力涵養講演会1298回,参加人数52万6387人 |
時代区分
近現代（1871-2000）
西暦
1919
年号
大正八年(一九一九)己未
政治・経済・社会
1.19 小田原警察署庁舎新築落成式[430]
〃 化学肥料合資会社(新玉1丁目)が設立される[430]
1.27 半助丸(はじめての西洋型23t発動機船),古新宿で進水式[430]
1.30 小田原瓦斯(株),ガス使用料の値上げを申請,町会が承認[290]
2.━ 小田原町正義新同社,白米廉売を実施[37]
〃 足柄下郡長,米の節約と麦・ジャガイモ・サツマイモの併用を指示[Ⅱ-32]
3.━ 足柄村ほか7か村入会地(早川村所在)の所有権をめぐり上府中村より提起された訴訟は,共有権を早川村・片浦村が買収することで協定が成立[228,430]
〃 大日本製氷(株),第13工場(幸1丁目)を開業[205]
4.30 小田原瓦斯(株),石炭高騰のため臨時休業[Ⅱ-63]
4.━ 県会議員補欠選挙,長谷川彌三郎(国府津村)が当選[158]
〃 足柄下郡入会山1500余町歩に植林を計画,郡内各町村が植林に着手[155]
5.5 有限責任成田信用販売購買組合が設立される[430]
5.6 国府津村議会,地租・国税・所得税付加税賦課を可決,吏員・教員の特別手当にあてる[284]
5.━ 町内,屋上制限規制施行区域となる[430]
6.1 小田原電気鉄道(株),箱根湯本一強羅間に箱根登山鉄道の営業を開始[224,384]
〃 富士屋自働車(株),国府津一箱根間乗合自動車業務を開始[384]
6.━ 日本紙糸紡績(株)(本社東京,1916年5月創立),足柄村多古に工場を新設[353]
7.16 有限責任国府津信用販売購売組合が設立される[430]
8.━ 近衛歩兵第2連隊第1大隊・野砲兵第17連隊第1大隊,足柄村に宿営(10月には足柄村と下府中村に宿営)[15]
9.5 足柄下郡役所,民力涵養・産業及貯金奨励・農産物奨励講演会を開催[37]
9.25 県会議員定期改選選挙,中田寿一郎・吉田義之(小田原町)が当選[158]
9.━ 国府津食品市場が設立される[通]
10.━ 剱持酒造場(足柄村小台,剱持儀四郎)が設立される[Ⅱ-202]
10.～11.━ 小田原郵便局集配人,東部管理局長へ増給を要求[430]
11.━ 井上麻糸工場(酒匂村)が創業[297]
12.11 有限責任西大友信用販売購買組合が設立される[430]
12.15 足柄下郡長,金融業者の投機を助長する貸出しや物価の不自然な投機を引き起こす行為について厳重注意を通知[Ⅱ-65]
12.23 足柄下郡長,町村吏員・教員の年末賞与増給について町村長に通知[Ⅱ-34]
12.25 日本帆布(株),足柄村久野に設立される(1924年6月日本加工織布(株)と改称)[15]
この年 狩川水電工業(株)(1918年設立,新玉3丁目),水利使用につき足柄村と交渉,実測に着手[15,37]
〃 富士屋自働車(株),富士屋ホテル―横浜グランドホテル間直通乗合自動車を土・日曜日に運転(震災後は横浜乗合自動車「ヨコハマ・エキスプレスバス」となる)[401]
〃 足柄村,物価騰貴のため戸数割付加税1戸平均1円63銭の増税,1920年は平均3円10銭の増額で,1戸当り30円64銭が賦課される[Ⅱ-17・18]
〃 足柄村荻窪住民,山下亀三郎敷設の水道水源に荻窪用水使用反対を表明,山下は松下水道を利用[37]
〃 足柄下郡内海外出稼人数369人,送金額2万2400円余[9]
文化・教育
1.12 足柄下郡青年団員指導研究会,発会式[430]
1.25～3.13 高松宮,小田原御用邸に滞在[430]
1.～2.━ 小田原町から国府津村・下曽我村・前羽村にかけて悪性感冒がはやる,2月2日現在の患者数1150人,死亡者20人[Ⅱ-132][430]
2.11 足柄下郡連合青年会,郡内一周マラソン競技を実施[430]
2.━ 足柄下郡医師会,流行性感冒の予防注射を希望者に接種,貧困者の感冒治療を実施[430]
3.━ 尋常第三小田原小学校,新玉2丁目に移転,学区の変更により,第一・第二小学校の一部児童を受入れる[59,430]
4.1 聖公会花園幼稚園(十字3丁目)が設立認可される[46]
4.25 閑院宮邸,火災で全焼[73]
5.10 万年2丁目で火災,大火,約500戸が焼失,近隣村より義捐金が集まる,19日バラック式長屋を建設し,罹災者150人を収容[177,430]
6.3 淳宮,辻村農園を訪問[430]
8.20 足柄下郡役所,町村学校教員臨時手当支給規則を各町村に通牒[46]
8.━ 北原白秋,伝肇寺境内に「木兎の家」を構え,1920年6月に2階建洋館「白秋山荘」を建設[115]
9.14 台風による豪雨のため河川が増水,飯泉橋・富士道橋橋台が流失[15,177,430]
9.━ 御幸座が開場,13世守田勘弥一座が出演[352]
10.18 神奈川県報徳社連合会,報徳二宮神社に設置される[111]
10.22 小田原電気鉄道の電車,大窪村板橋で正面衝突,重傷者9人を出す[430]
10.━ 牧野信一,同人雑誌『十三人』に参加,12月同誌に「爪」を発表[302]
12.━ 谷崎潤一郎,十字に転居し,北原白秋と交遊する[190]
この年 町会,町立小田原高等女学校の県立移管を可決し,県への請願運動を開始[46,430]
〃 小田原保勝会,お壕端の桜(辻村常助寄贈)見物のために夜間照明(ボンボリ)を取り付ける[Ⅱ-127]
〃 風俗営業取締規則により,国道沿いの芸妓・料理屋等を裏通りに移転[280]
〃 小田原地方の俸給生活者の家計はおしなべて苦しく,小田原町付近の月収45円の教員(6人家族)の支出は61円45銭,酒匂村の月収34円の役場吏員の支出は38円を示していた[Ⅱ-131]
国内・国際
1.11 全国統一の自動車取締令を公布
1.18 パリ講和会議
2.9 東京で普選期成大会を開催
3.1 朝鮮各地に独立デモ(3.1運動)
3.27 結核予防法・トラホーム予防法を公布
4.5 市街地建築物法・都市計画法を公布
4.10 地方鉄道法を公布
〃 史跡名勝天然記念物保存法を公布
4.11 道路法を公布
4.17 主要食糧農産物の改良増殖奨励規則を公布
4.━ 戦後ブームがはじまる
5.2 県,農事実行組合設置奨励規則を制定
5.4 パリ講和会議で,日本全権,山東半島還付を声明
〃 北京で学生反日運動(5.4運動)
5.23 衆議院議員選挙法を改正
6.25 県,節米奨励を告諭,代用食奨励を通達
6.28 ベルサイユ講和条約に調印
8.26 県会議員選挙区別定数改正を告示(13選挙区40人)
8.30 友愛会,大日本労働総同盟友愛会と改称
8.━ 県,内務部に社会課を設置
9.9 県,畜牛奨励規則を制定
9.━ 株式市場・商品市場の投機ブーム
10.10 大日本国粋会結成
10.━ 県民力涵養大会協議会,町村本位の実行要目設定を可決
12.15 日本電力(株)設立
この年 大正8年度に県内で開催された民力涵養講演会1298回,参加人数52万6387人