| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近現代（1871-2000） |
| 西暦 | 1929 |
| 年号 | 昭和四年(一九二九)己巳 |
| 政治・経済・社会 | 1.29 町会,小田原駅構内に一般公衆用地下道の新設請願を可決[132] 1.30～2.2 酒匂村度器製作所職工38人が賃上げを要求し怠業を開始,日本労働総同盟神奈川県連合会が介入(～2月2日)[280] 1.━ 国府津脳病院が開院[35] 2.━ 佐久間倉庫合資会社(足柄村谷津,佐久間弁蔵)が設立される[Ⅱ-202] 〃 小田原芸妓屋組合,芸妓税・置屋税付加税率軽減を町に陳情[132] 3.6 県主催融和事業講習会が二宮神社で開催される[132] 3.━ 足柄村農会,第1回水稲競作品評会を開催[Ⅱ-235] 4.16 共産党員内野竹千代,下曽我村で検束される[280] 4.23 社会民衆党足柄下郡支部発会式(党員120人)[280,430] 4.25 町会議員選挙,いわゆる男子普通選挙法による最初の町会議員選挙[430] 4.━ 上府中村養蚕組合連合会が創立される[228] 5.5 小田原町役場が新築移転(1928年3月1日位置変更許可)[132,148,430] 5.17 桜井村,区を設置[301] 5.21 魚小売商人が不買同盟を結成,魚市場が開市できず[66] 6.7 小田原タクシー(株)(緑2丁目)が設立される[430] 6.21 町会,上水道敷設委員20人を推薦,水道水源地調査を開始[Ⅱ-178] 6.━ 農林省,早川河口で漁港立地調査を実施,完了[430] 7.13 小田原ホテル,開業断念[90] 8.24 前羽村耕地整理組合が設立認可される[Ⅱ-236] 8.━ 県農事試験場園芸部柑橘試験地が片浦村根府川に設置される(後の県園芸試験場根府川分場)[154] 10.23 (株)小田原魚市場,漁場経営不振のため重役が総辞職[430] 10.31 箱根登山鉄道自動車部,国府津―小涌谷間に乗合自動車の営業を開始[384] 11.6 県,教化総動員運動・公私経済緊縮運動に関する講演会を小田原で開催[430] 11.24 労農党静岡県熱海支部,電気館で演説会を開催[280] 12.13 足柄下郡ほか4郡選出県会議員10月26日の豪雨被害補助金交付を知事に建議12月23日水害補助規程を制定[35] 12.━ 社会民衆党足柄下郡支部,酒匂分会の分離勧告から紛争となる[280] この年 国府津町,教化総動員委員・公私経済緊宿委員を選出[284] 〃 酒匂村役場で公金費消問題が発覚し,村会に革正会・郷和倶楽部が組織される[280] 〃 足柄下郡耕地整理組合,10月26日豪雨被害復旧費補助運動を開始[280] 〃 前羽村前川向原飲用水組合が設置され,簡易水道を敷設,共同飲用の便はかる[Ⅱ-176] 〃 町内国道のアスファルト舗装工事がはじまる[430] 〃 足柄村府川の石田善太郎,プラム栽培を導入,1932年足柄プラム組合を設立,1937年から「石田ローズプラム」を東京市場に出荷[190] 〃 1932年頃にかけて京浜地方の百貨店(京浜デパート・相模屋・野沢屋・松坂屋)が出張販売を実施,小田原町小売商も連合売出しで対抗,熱海方面へも出張して販売[430] 〃 小田原警察署,山王原巡査駐在所を設置(現東町派出所)[54] |
| 文化・教育 | 1.11 緑1丁目で火災,13戸が焼失[73] 2.━ 関東大地震により壊滅した文武館の再建について,文武館復興建設委員が小田原町長に陳情書を提出[Ⅱ-283] 3.10 小田原第二尋常高等小学校校舎が竣工[98,430] 4.1 町内小学校通学区域の変更により,男女共学となる[270] 4.21 第一房五郎丸(酒匂村網一色),房総半島沖で遭難,乗組員13人が死亡[118] 4.22 酒匂村山王原で火災,小田原町新玉付近も合わせて75戸が焼失[132,317] 5.17 井上康文,ラジオを通じて透谷忌実施を報道[430] 5.18 足柄下郡青年訓練研究会が発足[Ⅱ-306] 7.1 『足柄下郡史』刊行 7.10 幸田門跡記念碑が落成[148] 7.27 地震(震源は丹沢山付近),震度5[148,177] 7.━ 北村透谷碑が竣工,大久保神社に設置[38] 9.1 町立小田原高等女学校,県へ移管される,町は校舎建築の費用を足柄上郡・下郡各町村へ平等に割当,寄付を募る[47,92,430] 9.3 下府中村,上府中村ほか2か村千代小学校組合から分離して独立校設立を県に申請[430] 9.━ 古稀庵敷地4000坪のうち3000坪を処分[430] 10.26 台風,山崩れ,河川氾濫による浸水被害[148,177,430] 11.18 松原神社本殿の改築が落成し,遷宮祭を執行[409,430] 11.━ 下府中村学校分離問題で足柄下郡内町村長が調停へ動く[430] 12.14 足柄村区長会,生活改善について申し合せ[Ⅱ-285] この年 こゆるぎ叢園が開設される(園長本多行厳,1930年7月1日道徳協会幼稚部こゆるぎ園と改称)[47] 〃 市域の各小学校に二宮金次郎銅像が設置される(～1935年)[47] 〃 小田原野球協会(会長浜田真輔)が設立される[122] 〃 湘南新興芸術家連盟が結成され,機関紙「血戦」を発行[337] |
| 国内・国際 | 2.3 『改造文庫』刊行開始 2.10 日本プロレタリア作家同盟(ナルプ)創立大会 3.18 横浜公園球場,新装開場式 3.━ 大学卒業生の就職難深刻化 〃 県,漁業取締規則を制定 4.2 救護法を公布 4.10 日本労働組合同盟神奈川県連合会創立 4.16 日本共産党員大検挙(4.16事件) 6.3 中国国民政府を正式承認 6.10 拓務省を設置 7.1 改正工場法施行(女性・少年の深夜業禁止) 〃 文部省に社会教育局を設置 7.2 浜口雄幸内閣成立(幣原外交・井上財政はじまる) 8.19 ドイツ飛行船ツェペリン伯号,霞ヶ浦飛行場に着陸 9.10 中央教化団体連合会設立 〃 文部省,教化動員の実施を各校に訓令 9.16 労働組合全国同盟結成(総同盟第3次分裂) 9.17 教化総動員神奈川県委員会規程・公私経済緊縮神奈川県委員会規程を公布 10.1 小西本店,初の国産写真フィルムを発売 10.24 ニューヨーク株式市場大暴落(世界恐慌はじまる) 11.1 労農党結成大会 11.3 朝鮮光州で反日学生運動がはじまる 11.21 大蔵省,金解禁の省令を公布 12.26 憲兵司令部,思想研究班を編成 この年 産業合理化政策が本格化 |
時代区分
近現代（1871-2000）
西暦
1929
年号
昭和四年(一九二九)己巳
政治・経済・社会
1.29 町会,小田原駅構内に一般公衆用地下道の新設請願を可決[132]
1.30～2.2 酒匂村度器製作所職工38人が賃上げを要求し怠業を開始,日本労働総同盟神奈川県連合会が介入(～2月2日)[280]
1.━ 国府津脳病院が開院[35]
2.━ 佐久間倉庫合資会社(足柄村谷津,佐久間弁蔵)が設立される[Ⅱ-202]
〃 小田原芸妓屋組合,芸妓税・置屋税付加税率軽減を町に陳情[132]
3.6 県主催融和事業講習会が二宮神社で開催される[132]
3.━ 足柄村農会,第1回水稲競作品評会を開催[Ⅱ-235]
4.16 共産党員内野竹千代,下曽我村で検束される[280]
4.23 社会民衆党足柄下郡支部発会式(党員120人)[280,430]
4.25 町会議員選挙,いわゆる男子普通選挙法による最初の町会議員選挙[430]
4.━ 上府中村養蚕組合連合会が創立される[228]
5.5 小田原町役場が新築移転(1928年3月1日位置変更許可)[132,148,430]
5.17 桜井村,区を設置[301]
5.21 魚小売商人が不買同盟を結成,魚市場が開市できず[66]
6.7 小田原タクシー(株)(緑2丁目)が設立される[430]
6.21 町会,上水道敷設委員20人を推薦,水道水源地調査を開始[Ⅱ-178]
6.━ 農林省,早川河口で漁港立地調査を実施,完了[430]
7.13 小田原ホテル,開業断念[90]
8.24 前羽村耕地整理組合が設立認可される[Ⅱ-236]
8.━ 県農事試験場園芸部柑橘試験地が片浦村根府川に設置される(後の県園芸試験場根府川分場)[154]
10.23 (株)小田原魚市場,漁場経営不振のため重役が総辞職[430]
10.31 箱根登山鉄道自動車部,国府津―小涌谷間に乗合自動車の営業を開始[384]
11.6 県,教化総動員運動・公私経済緊縮運動に関する講演会を小田原で開催[430]
11.24 労農党静岡県熱海支部,電気館で演説会を開催[280]
12.13 足柄下郡ほか4郡選出県会議員10月26日の豪雨被害補助金交付を知事に建議12月23日水害補助規程を制定[35]
12.━ 社会民衆党足柄下郡支部,酒匂分会の分離勧告から紛争となる[280]
この年 国府津町,教化総動員委員・公私経済緊宿委員を選出[284]
〃 酒匂村役場で公金費消問題が発覚し,村会に革正会・郷和倶楽部が組織される[280]
〃 足柄下郡耕地整理組合,10月26日豪雨被害復旧費補助運動を開始[280]
〃 前羽村前川向原飲用水組合が設置され,簡易水道を敷設,共同飲用の便はかる[Ⅱ-176]
〃 町内国道のアスファルト舗装工事がはじまる[430]
〃 足柄村府川の石田善太郎,プラム栽培を導入,1932年足柄プラム組合を設立,1937年から「石田ローズプラム」を東京市場に出荷[190]
〃 1932年頃にかけて京浜地方の百貨店(京浜デパート・相模屋・野沢屋・松坂屋)が出張販売を実施,小田原町小売商も連合売出しで対抗,熱海方面へも出張して販売[430]
〃 小田原警察署,山王原巡査駐在所を設置(現東町派出所)[54]
文化・教育
1.11 緑1丁目で火災,13戸が焼失[73]
2.━ 関東大地震により壊滅した文武館の再建について,文武館復興建設委員が小田原町長に陳情書を提出[Ⅱ-283]
3.10 小田原第二尋常高等小学校校舎が竣工[98,430]
4.1 町内小学校通学区域の変更により,男女共学となる[270]
4.21 第一房五郎丸(酒匂村網一色),房総半島沖で遭難,乗組員13人が死亡[118]
4.22 酒匂村山王原で火災,小田原町新玉付近も合わせて75戸が焼失[132,317]
5.17 井上康文,ラジオを通じて透谷忌実施を報道[430]
5.18 足柄下郡青年訓練研究会が発足[Ⅱ-306]
7.1 『足柄下郡史』刊行
7.10 幸田門跡記念碑が落成[148]
7.27 地震(震源は丹沢山付近),震度5[148,177]
7.━ 北村透谷碑が竣工,大久保神社に設置[38]
9.1 町立小田原高等女学校,県へ移管される,町は校舎建築の費用を足柄上郡・下郡各町村へ平等に割当,寄付を募る[47,92,430]
9.3 下府中村,上府中村ほか2か村千代小学校組合から分離して独立校設立を県に申請[430]
9.━ 古稀庵敷地4000坪のうち3000坪を処分[430]
10.26 台風,山崩れ,河川氾濫による浸水被害[148,177,430]
11.18 松原神社本殿の改築が落成し,遷宮祭を執行[409,430]
11.━ 下府中村学校分離問題で足柄下郡内町村長が調停へ動く[430]
12.14 足柄村区長会,生活改善について申し合せ[Ⅱ-285]
この年 こゆるぎ叢園が開設される(園長本多行厳,1930年7月1日道徳協会幼稚部こゆるぎ園と改称)[47]
〃 市域の各小学校に二宮金次郎銅像が設置される(～1935年)[47]
〃 小田原野球協会(会長浜田真輔)が設立される[122]
〃 湘南新興芸術家連盟が結成され,機関紙「血戦」を発行[337]
国内・国際
2.3 『改造文庫』刊行開始
2.10 日本プロレタリア作家同盟(ナルプ)創立大会
3.18 横浜公園球場,新装開場式
3.━ 大学卒業生の就職難深刻化
〃 県,漁業取締規則を制定
4.2 救護法を公布
4.10 日本労働組合同盟神奈川県連合会創立
4.16 日本共産党員大検挙(4.16事件)
6.3 中国国民政府を正式承認
6.10 拓務省を設置
7.1 改正工場法施行(女性・少年の深夜業禁止)
〃 文部省に社会教育局を設置
7.2 浜口雄幸内閣成立(幣原外交・井上財政はじまる)
8.19 ドイツ飛行船ツェペリン伯号,霞ヶ浦飛行場に着陸
9.10 中央教化団体連合会設立
〃 文部省,教化動員の実施を各校に訓令
9.16 労働組合全国同盟結成(総同盟第3次分裂)
9.17 教化総動員神奈川県委員会規程・公私経済緊縮神奈川県委員会規程を公布
10.1 小西本店,初の国産写真フィルムを発売
10.24 ニューヨーク株式市場大暴落(世界恐慌はじまる)
11.1 労農党結成大会
11.3 朝鮮光州で反日学生運動がはじまる
11.21 大蔵省,金解禁の省令を公布
12.26 憲兵司令部,思想研究班を編成
この年 産業合理化政策が本格化