| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近現代（1871-2000） |
| 西暦 | 1931 |
| 年号 | 昭和六年(一九三一)辛未 |
| 政治・経済・社会 | 1.10 足柄下郡町村長会,国民負担軽減案などの調印をとりまとめ,県町村長会に提出[430] 1.18 足柄民政(クラブ)会館落成式[430] 1.━ 小田原町35区住民,小田原町政革正同盟会結成を各区に呼びかける[430] 2.16 国府津町,1号国道拡幅工事負担金の5か年年賦支払を県に陳情[430] 2.19 足柄下郡内農作物出荷団体代表者,横浜中央市場への出荷統一を協議[430] 2.26 国府津町会,公友会に対して共和会が発会[430] 3.31 小田原町営婦人授産場が廃止される,事業は社会事業後援会へ引継がれる[132,290] 3.━ 下大井―塚原線酒匂橋梁(現報徳橋),桜井村・曽我村共同で新築工事を開始[301] 4.━ 小田原町,県より震災義捐金の配当をうけ,社会事業資金とする[430] 〃 早川開懇組合が結成され,石垣山に13町歩のミカン畑の造成を開始[430] 〃 末松製綿合資会社(足柄村谷津,辻村常吉)が設立される[Ⅱ-202] 5.26 鉄道従業員大会を国府津駅で開催,減俸対策を検討[430] 6.1 1号国道改修工事,大窪村―湯本町間を内務省の,小田原町一大窪村風祭間を県の失業対策事業として着工[35,430] 6.4 小田原町公園管理規程を設定[Ⅱ-167] 7.5 足柄民政クラブ総会で井上準之助大蔵大臣が演説[430] 7.16 皇后より下賜金(10円)が到着,生活困窮者60人に分与[148,430] 7.━ 酒匂村川瀬度器製造工場従業員22人,賃金値下げに対し罷業にはいる[430] 8.1 社会民衆党足柄下郡支部再建演説会を開催[430] 8.10 緑町郵便局が開局[430] 〃 足柄農商銀行(本店川村山北),下曽我村に支店を設置[430] 8.12 足柄自動車(株),小田原―関本間に乗合バスを運行[224,384] 11.7 横須賀海軍人事部・横須賀鎮守府,模擬充員召集を実施[35] 11.19 箱根物産同業組合,輸出向木工品改良展覧会を開催[35] 11.30 足柄下郡養蚕実行組合連合会が創立[430] 11.━ 小田原市制施行調査委員,小田原町ほか4か村合併による小田原市構想報告書をまとめる[290] この年 小田原町,漁港建設を決定,早川漁港修築計画を作成(1937年に再燃)[290] 〃 小田原養魚組合,足柄村荻窪に養魚場を開業,ウナギ・コイの受託養殖を開始[通] 〃 不景気は建築業界にもおよび,流行のベースボールでひまをつぶす者も現れる[58] 〃 小田原町水道問題をめぐり,政友会・民政党の党派をこえて許可・不許可についての政争激化[Ⅱ-179] |
| 文化・教育 | 1.29 国府津町で火災,10戸が焼失[430] 2.7 足柄下郡内学校長,二宮先生景慕会を組織[47] 3.17～19 川上楽劇団,御幸座で公演,各村小学校生徒を引率して見物させる[430] 3.31 昭和裁縫女学校(緑1丁目,設立者石橋トミ)が設立認可される[47,60] 5.17 小峰公園運動場開場式(2月27日失業救済事業として着工)[114,148,430] 5.21 下府中尋常高等小学校設置認可,7月21日開校式[47,228,430] 5.━ 小田原乗馬クラブ,足柄村谷津に創立[430] 6.1 足柄下郡初等教育研究会が設立され,足柄下郡女教員会はその部会となる[Ⅱ-303] 7.1 「時の鐘」が町財政難から停止(1933年6月10日復活)[148] 8.15 曽我兄弟遺蹟完修記念碑(下曽我村城前寺)除幕式[119,430] 9.16 午後9時40分地震,強震[148] 9.18 午後3時地震,強震[148] 10.━ 足柄下郡小学校長協会,教員の思想取締りを協議[Ⅱ-302] 11.━ ナップ(全日本無産者芸術団体協議会)小田原支部解体[281] 12.28 天主公教会付属新玉幼稚園,設立認可される(設立者マトン神父,1932年1月開園)[47,403] 12.━ 新名女学校,幸1丁目115番地に移転[373] この年 水の公園が開園[430] 〃 足柄村青年訓練所入所状況は,1年次が年齢該当の79.6%,2年次が63.9%,3年次が44.1%,4年次が46.9%[Ⅱ-275] 〃 大日本報徳社(東京)と大日本報徳講(小田原)が,尊徳生家移転地をめぐり対立[430] 〃 市域内小学校で日の丸掲揚(1日・16日)が普及[47] 〃 相州美術会が設立される,牧雅雄・藤井白映が参加[219] 〃 足柄下郡図書館復興に関する評議員会,小田原町に譲渡を可決[Ⅱ-289] 〃 牧野信一,「ゼーロン」を『改造』に発表,『文科』創刊 〃 津田光造,橘孝三郎と日本村治派同盟(農本主義団体)を結成[102] この頃 日本プロレタリア作家同盟の陌間武雄・島本恒・相沢栄一・栗木重孝ら,小田原支部結成に動き出す[281] |
| 国内・国際 | 1.16 県,各町村に緊縮予算編成を通達 1.26 日本農民組合結成 1.━ 田河水泡「のらくろ二等卒」,『少年倶楽部』に連載開始 3.━ 軍部クーデター未遂(3月事件) 4.1 重要産業統制法・自動車交通事業法・国立公園法を公布 4.14 第2次若槻礼次郎内閣成立 4.15 橘孝三郎「愛郷塾」を設立 4.21 全国産業団体連合会結成 6.25 日本労働倶楽部結成 6.28 大日本生産党結成 7.5 全国労農大衆党結成 7.18 内務省,県知事申請の失業救済農山漁村臨時対策資金を認可 7.22 横浜銀行破産宣告 8.25 県柑橘対欧輸出組合設立 8.28 県学務部,教員赤化を警告 9.18 満州事変はじまる 9.━ 英国金本位制停止でドル買い激化 10.17 10月事件,軍部クーデター発覚 10.24 国際連盟理事会,日本への満州撤兵勧告案を可決 10.29 ゲーリックら米大リーグ選抜チーム来日 11.8 天津で日中両軍衝突 11.12 ナップ解散,27日コップ結成 11.18 閣議,満州へ軍隊増派を決定 11.27 中華ソビエト共和国臨時政府樹立 12.13 犬養毅内閣成立,初閣議で金輸出再禁止を決定,高橋財政はじまる 12.16 浅草オペラ館初開場 この年 東北地方の冷害・凶作で農村不況深刻化,物価下落続く |
時代区分
近現代（1871-2000）
西暦
1931
年号
昭和六年(一九三一)辛未
政治・経済・社会
1.10 足柄下郡町村長会,国民負担軽減案などの調印をとりまとめ,県町村長会に提出[430]
1.18 足柄民政(クラブ)会館落成式[430]
1.━ 小田原町35区住民,小田原町政革正同盟会結成を各区に呼びかける[430]
2.16 国府津町,1号国道拡幅工事負担金の5か年年賦支払を県に陳情[430]
2.19 足柄下郡内農作物出荷団体代表者,横浜中央市場への出荷統一を協議[430]
2.26 国府津町会,公友会に対して共和会が発会[430]
3.31 小田原町営婦人授産場が廃止される,事業は社会事業後援会へ引継がれる[132,290]
3.━ 下大井―塚原線酒匂橋梁(現報徳橋),桜井村・曽我村共同で新築工事を開始[301]
4.━ 小田原町,県より震災義捐金の配当をうけ,社会事業資金とする[430]
〃 早川開懇組合が結成され,石垣山に13町歩のミカン畑の造成を開始[430]
〃 末松製綿合資会社(足柄村谷津,辻村常吉)が設立される[Ⅱ-202]
5.26 鉄道従業員大会を国府津駅で開催,減俸対策を検討[430]
6.1 1号国道改修工事,大窪村―湯本町間を内務省の,小田原町一大窪村風祭間を県の失業対策事業として着工[35,430]
6.4 小田原町公園管理規程を設定[Ⅱ-167]
7.5 足柄民政クラブ総会で井上準之助大蔵大臣が演説[430]
7.16 皇后より下賜金(10円)が到着,生活困窮者60人に分与[148,430]
7.━ 酒匂村川瀬度器製造工場従業員22人,賃金値下げに対し罷業にはいる[430]
8.1 社会民衆党足柄下郡支部再建演説会を開催[430]
8.10 緑町郵便局が開局[430]
〃 足柄農商銀行(本店川村山北),下曽我村に支店を設置[430]
8.12 足柄自動車(株),小田原―関本間に乗合バスを運行[224,384]
11.7 横須賀海軍人事部・横須賀鎮守府,模擬充員召集を実施[35]
11.19 箱根物産同業組合,輸出向木工品改良展覧会を開催[35]
11.30 足柄下郡養蚕実行組合連合会が創立[430]
11.━ 小田原市制施行調査委員,小田原町ほか4か村合併による小田原市構想報告書をまとめる[290]
この年 小田原町,漁港建設を決定,早川漁港修築計画を作成(1937年に再燃)[290]
〃 小田原養魚組合,足柄村荻窪に養魚場を開業,ウナギ・コイの受託養殖を開始[通]
〃 不景気は建築業界にもおよび,流行のベースボールでひまをつぶす者も現れる[58]
〃 小田原町水道問題をめぐり,政友会・民政党の党派をこえて許可・不許可についての政争激化[Ⅱ-179]
文化・教育
1.29 国府津町で火災,10戸が焼失[430]
2.7 足柄下郡内学校長,二宮先生景慕会を組織[47]
3.17～19 川上楽劇団,御幸座で公演,各村小学校生徒を引率して見物させる[430]
3.31 昭和裁縫女学校(緑1丁目,設立者石橋トミ)が設立認可される[47,60]
5.17 小峰公園運動場開場式(2月27日失業救済事業として着工)[114,148,430]
5.21 下府中尋常高等小学校設置認可,7月21日開校式[47,228,430]
5.━ 小田原乗馬クラブ,足柄村谷津に創立[430]
6.1 足柄下郡初等教育研究会が設立され,足柄下郡女教員会はその部会となる[Ⅱ-303]
7.1 「時の鐘」が町財政難から停止(1933年6月10日復活)[148]
8.15 曽我兄弟遺蹟完修記念碑(下曽我村城前寺)除幕式[119,430]
9.16 午後9時40分地震,強震[148]
9.18 午後3時地震,強震[148]
10.━ 足柄下郡小学校長協会,教員の思想取締りを協議[Ⅱ-302]
11.━ ナップ(全日本無産者芸術団体協議会)小田原支部解体[281]
12.28 天主公教会付属新玉幼稚園,設立認可される(設立者マトン神父,1932年1月開園)[47,403]
12.━ 新名女学校,幸1丁目115番地に移転[373]
この年 水の公園が開園[430]
〃 足柄村青年訓練所入所状況は,1年次が年齢該当の79.6%,2年次が63.9%,3年次が44.1%,4年次が46.9%[Ⅱ-275]
〃 大日本報徳社(東京)と大日本報徳講(小田原)が,尊徳生家移転地をめぐり対立[430]
〃 市域内小学校で日の丸掲揚(1日・16日)が普及[47]
〃 相州美術会が設立される,牧雅雄・藤井白映が参加[219]
〃 足柄下郡図書館復興に関する評議員会,小田原町に譲渡を可決[Ⅱ-289]
〃 牧野信一,「ゼーロン」を『改造』に発表,『文科』創刊
〃 津田光造,橘孝三郎と日本村治派同盟(農本主義団体)を結成[102]
この頃 日本プロレタリア作家同盟の陌間武雄・島本恒・相沢栄一・栗木重孝ら,小田原支部結成に動き出す[281]
国内・国際
1.16 県,各町村に緊縮予算編成を通達
1.26 日本農民組合結成
1.━ 田河水泡「のらくろ二等卒」,『少年倶楽部』に連載開始
3.━ 軍部クーデター未遂(3月事件)
4.1 重要産業統制法・自動車交通事業法・国立公園法を公布
4.14 第2次若槻礼次郎内閣成立
4.15 橘孝三郎「愛郷塾」を設立
4.21 全国産業団体連合会結成
6.25 日本労働倶楽部結成
6.28 大日本生産党結成
7.5 全国労農大衆党結成
7.18 内務省,県知事申請の失業救済農山漁村臨時対策資金を認可
7.22 横浜銀行破産宣告
8.25 県柑橘対欧輸出組合設立
8.28 県学務部,教員赤化を警告
9.18 満州事変はじまる
9.━ 英国金本位制停止でドル買い激化
10.17 10月事件,軍部クーデター発覚
10.24 国際連盟理事会,日本への満州撤兵勧告案を可決
10.29 ゲーリックら米大リーグ選抜チーム来日
11.8 天津で日中両軍衝突
11.12 ナップ解散,27日コップ結成
11.18 閣議,満州へ軍隊増派を決定
11.27 中華ソビエト共和国臨時政府樹立
12.13 犬養毅内閣成立,初閣議で金輸出再禁止を決定,高橋財政はじまる
12.16 浅草オペラ館初開場
この年 東北地方の冷害・凶作で農村不況深刻化,物価下落続く