| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時代区分 | 近現代（1871-2000） |
| 西暦 | 1934 |
| 年号 | 昭和九年(一九三四)甲戌 |
| 政治・経済・社会 | 1.16 小田原町上水道水源地杭打式,1月17日から足柄村清水新田で試掘工事を再開[125,290,430] 1.27 小田原町と足柄村,上水道水源地の最後交渉を開始,31日協調覚書の調印が終了[125,148] 1.31 横浜地方裁判所,足柄騒擾事件判決,5人実刑,28人執行猶予,24人無罪[125] 2.1 富士箱根自動車(株),横浜自動車(株)を設立,横浜営業所の貸切自動車運送を継承[384] 2.27 大窪村風祭簡易水道工事が竣工[35] 2.━ 足柄村池上消防組を設置[15] 3.2 小田原町上水道水源位置・鑿井の個数・配水池の位置を変更[125] 3.17 内務省,小田原町上水道起債に認可指令[430] 4.28 中田寿一郎,町長を退職[148,290,430] 5.5 下曽我自動車合資会社が設立される[430] 5.7 箱根登山鉄道,小田原一風祭間小田原駅裏線工事に着手[384] 5.━ 大窪村,傷兵院の誘致を開始[Ⅱ-286] 6.8 富士箱根自動車(株),足柄自動車(株)を傘下におさめる[384] 6.20 国府津町,海岸道路2期工事が完成,親木橋一唐沢間が開通[430] 7.1 日本食料品工業(株)(製氷業)が創業[90,290] 7.4 有限責任下中信用購買販売組合,保証責任下中信用販売購買利用組合と変更[430] 8.20 足柄村,地方財政調整交付金制度の実現を政府に陳情[Ⅱ-172] 8.29 箱根登山鉄道,小田原駅乗入れ連絡工事起工式(～1935年9月)[430] 8.━ 町会,都市計画準備委員9人を選出[132] 9.7 県,小田原町上水道水源地問題の調停を実施[430] 9.12 小田原町上水道工事に着手[290] 9.26 小田原町上水道布設実行委員規程を定める[132] 10.29 小田原町上水道布設実行委員9人,引責辞任を届出る[132] 11.12 足柄村富水地区住民358人,小田原町上水道敷設認可取消しの行政訴訟を提訴,12月12日受理される[132,289,290] 11.15 小田原町政研究会,財政上から水道事業見直し反対声明書を発表[125] 〃 県道国府津―松田線,国府津町内工事に着手(～1935年3月20日)[284] 12.1 丹那トンネルが開通,東海道本線は国府津から小田原経由となる[277,430] 12.17 日本製竹(株)(早川村)が設立される[90] 12.27 国府津町紋章を制定[284] この年 小田原町,道路改修費借入金利子補給を県に申請[290] 〃 曽我村・上府中村・下中村,経済更生指定村となる[292] 〃 千代信用組合,上府中信用組合に改組[228] 〃 小田原町・早川村・足柄村で,電話地下線埋設・改造工事がはじまる[132] 〃 足柄下郡鮮魚商組合が設立される[60] 〃 上府中村,社会委員を設置[228] 〃 丹那トンネル開通により,新聞の配布が1時間早くなり,湯河原・熱海・西伊豆方面への行楽客が多くなる,しかし沿線の騒音により,線路付近の貸家は借り手がなくなり,沼津の商人が小田原地方に進出を開始[148] 〃 足柄村長,足柄騒擾事件により,引責辞職[430] 〃 昭和9年度小田原町・足柄村・酒匂村・大窪村・早川村の生産額は,箱根細工200万円,漬物50万円,蒲鉾70万円,柑橘200万円,製綿50万円,竹製度器47万円,漁獲物150万円,製糸43万円,加工織布150万円,写真材料80万円[Ⅱ-211] |
| 文化・教育 | 2.21 小田原振興会,第1期梅移植を完了[430] 3.13 建武中興600年,平成輔墓前祭を執行[148] 3.━ 大窪村小学校卒業生,尋常科卒業生84人中就業者10人,高等科卒業生62人中就業者54人,中途退学者7人[Ⅱ-277] 〃 小田原有信会,『小田原史跡名勝写真誌』刊行 4.━ 町内のラジオ聴取戸数966戸[113] 5.1 二葉洋裁学院(幸3丁目)が開校[167] 5.━ 小田原第二尋常高等小学校内旧足柄県庁跡に,明治天皇行幸記念碑を建設[134,148] 6.1 小田原文化洋裁学院が開校[47] 6.5 城址平櫓(隅櫓)再築工事が落成[132,148] 7.10 町営御幸の浜「海水プール」を開設[134,290] 8.━ 細川潔作詞・綿貫誉作曲「新小田原小唄」が完成[430] 9.2 桜井村報徳婦人会発会式[47] 11.━ 小田原振興会,丹那トンネル開通記念展覧会(東京・三越)に参加[148] 12.27 小田原第一尋常高等小学校講堂,蔦田うた子の寄付金を基金に新築,落成[430] 12.━ 牧野信一,「鬼涙村」を『文芸春秋』に発表 この年 津田光造・内野竹千代ら,箱根物産研究所設立運動(報徳村塾運動)を開始[Ⅱ-208] 〃 小笹会(短歌同志会,筑紫つる子主宰)が発足[119] この頃 在郷軍人会主催の射撃大会に女子青年団・女子学生が多数参加[281] |
| 国内・国際 | 1.20 富士写真フイルム(株)創立 1.29 日本製鉄(株)設立 2.11 日本文化協会発会 2.21 外相広田弘毅,米国務長官ハルと日米関係を調整 2.22 ナルプ解体を決定 3.1 満州国,帝政実施(皇帝溥儀) 4.3 全国小学校教員精神作興大会 4.10 中国共産党,反日統一戦線の綱領を提示 4.17 外務省「天羽声明」 4.18 帝国人絹会社疑獄事件 4.21 渋谷駅前に忠犬ハチ公銅像建立 4.25 司法省に思想検事を設置 5.2 出版法を改正公布 5.17 貴族院議長近衛文麿,親善特使として渡米 6.1 文部省に思想局設置 6.30 輸出入禁止制限撤廃条約を離脱 7.8 岡田啓介内閣成立 9.5 東京市電,人員整理反対スト 9.7 県,農村負債整理組合法施行細則を公布 9.12 在満機構改革問題で陸軍・拓務省対立 9.21 室戸台風・死者・行方不明3036人 10.1 陸軍省,「国防の本義とその強化の提唱」を頒布 10.18 県思想問題研究会初会合 11.2 ベーブ・ルースら米大リーグ選抜野球チーム来日 11.18 日本労働組合全国評議会結成 11.20 士官学校事件,以後統制派・皇道派の対立激化 12.22 文部省に国語審議会を設置 12.29 ワシントン条約破棄を通告 この年 東北地方,冷害・大凶作で惨状を極める 〃 軍需景気で工場の増築が相次ぐ |
時代区分
近現代（1871-2000）
西暦
1934
年号
昭和九年(一九三四)甲戌
政治・経済・社会
1.16 小田原町上水道水源地杭打式,1月17日から足柄村清水新田で試掘工事を再開[125,290,430]
1.27 小田原町と足柄村,上水道水源地の最後交渉を開始,31日協調覚書の調印が終了[125,148]
1.31 横浜地方裁判所,足柄騒擾事件判決,5人実刑,28人執行猶予,24人無罪[125]
2.1 富士箱根自動車(株),横浜自動車(株)を設立,横浜営業所の貸切自動車運送を継承[384]
2.27 大窪村風祭簡易水道工事が竣工[35]
2.━ 足柄村池上消防組を設置[15]
3.2 小田原町上水道水源位置・鑿井の個数・配水池の位置を変更[125]
3.17 内務省,小田原町上水道起債に認可指令[430]
4.28 中田寿一郎,町長を退職[148,290,430]
5.5 下曽我自動車合資会社が設立される[430]
5.7 箱根登山鉄道,小田原一風祭間小田原駅裏線工事に着手[384]
5.━ 大窪村,傷兵院の誘致を開始[Ⅱ-286]
6.8 富士箱根自動車(株),足柄自動車(株)を傘下におさめる[384]
6.20 国府津町,海岸道路2期工事が完成,親木橋一唐沢間が開通[430]
7.1 日本食料品工業(株)(製氷業)が創業[90,290]
7.4 有限責任下中信用購買販売組合,保証責任下中信用販売購買利用組合と変更[430]
8.20 足柄村,地方財政調整交付金制度の実現を政府に陳情[Ⅱ-172]
8.29 箱根登山鉄道,小田原駅乗入れ連絡工事起工式(～1935年9月)[430]
8.━ 町会,都市計画準備委員9人を選出[132]
9.7 県,小田原町上水道水源地問題の調停を実施[430]
9.12 小田原町上水道工事に着手[290]
9.26 小田原町上水道布設実行委員規程を定める[132]
10.29 小田原町上水道布設実行委員9人,引責辞任を届出る[132]
11.12 足柄村富水地区住民358人,小田原町上水道敷設認可取消しの行政訴訟を提訴,12月12日受理される[132,289,290]
11.15 小田原町政研究会,財政上から水道事業見直し反対声明書を発表[125]
〃 県道国府津―松田線,国府津町内工事に着手(～1935年3月20日)[284]
12.1 丹那トンネルが開通,東海道本線は国府津から小田原経由となる[277,430]
12.17 日本製竹(株)(早川村)が設立される[90]
12.27 国府津町紋章を制定[284]
この年 小田原町,道路改修費借入金利子補給を県に申請[290]
〃 曽我村・上府中村・下中村,経済更生指定村となる[292]
〃 千代信用組合,上府中信用組合に改組[228]
〃 小田原町・早川村・足柄村で,電話地下線埋設・改造工事がはじまる[132]
〃 足柄下郡鮮魚商組合が設立される[60]
〃 上府中村,社会委員を設置[228]
〃 丹那トンネル開通により,新聞の配布が1時間早くなり,湯河原・熱海・西伊豆方面への行楽客が多くなる,しかし沿線の騒音により,線路付近の貸家は借り手がなくなり,沼津の商人が小田原地方に進出を開始[148]
〃 足柄村長,足柄騒擾事件により,引責辞職[430]
〃 昭和9年度小田原町・足柄村・酒匂村・大窪村・早川村の生産額は,箱根細工200万円,漬物50万円,蒲鉾70万円,柑橘200万円,製綿50万円,竹製度器47万円,漁獲物150万円,製糸43万円,加工織布150万円,写真材料80万円[Ⅱ-211]
文化・教育
2.21 小田原振興会,第1期梅移植を完了[430]
3.13 建武中興600年,平成輔墓前祭を執行[148]
3.━ 大窪村小学校卒業生,尋常科卒業生84人中就業者10人,高等科卒業生62人中就業者54人,中途退学者7人[Ⅱ-277]
〃 小田原有信会,『小田原史跡名勝写真誌』刊行
4.━ 町内のラジオ聴取戸数966戸[113]
5.1 二葉洋裁学院(幸3丁目)が開校[167]
5.━ 小田原第二尋常高等小学校内旧足柄県庁跡に,明治天皇行幸記念碑を建設[134,148]
6.1 小田原文化洋裁学院が開校[47]
6.5 城址平櫓(隅櫓)再築工事が落成[132,148]
7.10 町営御幸の浜「海水プール」を開設[134,290]
8.━ 細川潔作詞・綿貫誉作曲「新小田原小唄」が完成[430]
9.2 桜井村報徳婦人会発会式[47]
11.━ 小田原振興会,丹那トンネル開通記念展覧会(東京・三越)に参加[148]
12.27 小田原第一尋常高等小学校講堂,蔦田うた子の寄付金を基金に新築,落成[430]
12.━ 牧野信一,「鬼涙村」を『文芸春秋』に発表
この年 津田光造・内野竹千代ら,箱根物産研究所設立運動(報徳村塾運動)を開始[Ⅱ-208]
〃 小笹会(短歌同志会,筑紫つる子主宰)が発足[119]
この頃 在郷軍人会主催の射撃大会に女子青年団・女子学生が多数参加[281]
国内・国際
1.20 富士写真フイルム(株)創立
1.29 日本製鉄(株)設立
2.11 日本文化協会発会
2.21 外相広田弘毅,米国務長官ハルと日米関係を調整
2.22 ナルプ解体を決定
3.1 満州国,帝政実施(皇帝溥儀)
4.3 全国小学校教員精神作興大会
4.10 中国共産党,反日統一戦線の綱領を提示
4.17 外務省「天羽声明」
4.18 帝国人絹会社疑獄事件
4.21 渋谷駅前に忠犬ハチ公銅像建立
4.25 司法省に思想検事を設置
5.2 出版法を改正公布
5.17 貴族院議長近衛文麿,親善特使として渡米
6.1 文部省に思想局設置
6.30 輸出入禁止制限撤廃条約を離脱
7.8 岡田啓介内閣成立
9.5 東京市電,人員整理反対スト
9.7 県,農村負債整理組合法施行細則を公布
9.12 在満機構改革問題で陸軍・拓務省対立
9.21 室戸台風・死者・行方不明3036人
10.1 陸軍省,「国防の本義とその強化の提唱」を頒布
10.18 県思想問題研究会初会合
11.2 ベーブ・ルースら米大リーグ選抜野球チーム来日
11.18 日本労働組合全国評議会結成
11.20 士官学校事件,以後統制派・皇道派の対立激化
12.22 文部省に国語審議会を設置
12.29 ワシントン条約破棄を通告
この年 東北地方,冷害・大凶作で惨状を極める
〃 軍需景気で工場の増築が相次ぐ