近現代（1871-2000）

1938

昭和一三年(一九三八)戊寅

1.20　大窪村会,村政委員設置規程を可決[35] 2.13　神奈川県柑橘研究会,根府川柑橘試験地を中心に発足[430] 3.23　小田原都市計画区域が決定(小田原町・大窪村・下府中村・足柄村・早川村の一部)[132] 3.31　山王川耕地整理組合,農林省より2万3450円の債務整理補給金交付をうける[Ⅱ-359] 4.18　小田原町自治制発布50周年記念式典を開催[430] 4.20　小田原町授産場が開設される[88] 5.1　箱根物産組合員,産業振興座談会を開会[35] 6.1　神奈川県内鮮協会足柄下郡支部,婦人の日本服着用を実施[48] 6.2　県・小田原町,防空思想普及講演会を開催[290] 6.13　町営小田原職業紹介所が設立される,11月19日国に移管となり小田原職業指導所と改称[355,430] 6.15　富士写真フィルム(株)小田原工場が開設される[400] 6.18　小田原木工(株)(足柄村町田)が設立される[430] 6.22　大窪村,傷兵院所在町村国庫下付金下渡願いを厚生大臣に提出[35] 6.23　富士箱根自動車(株)従業員組合総会で,出征者の歓送を実施[430] 7.1　大窪村振興委員会・実行委員会,更生運動実行委員会を組織し,町村運営の強化につとめる[Ⅱ-311] 7.12　県会全員協議会,酒匂川改修工事速時断行を決議[290] 7.16　大窪村国防婦人会結成式,1939年2月12日発会式[35] 7.18　県方面委員連盟足柄下郡支部が結成される[35] 8.1　下曽我村,軍事援護相談所を開設[Ⅱ-393] 8.5　県小田原保健所開所式[35,290,342] 8.20　酒匂川右岸町村代表者,酒匂川治水改修協議会を開会[15] 8.28　足柄上郡・下郡町村,酒匂川改修期成同盟会(会長長谷川良輔下曽我村長)を組織,9月27日国へ第1回陳情を実施[15] 8.━　足柄村,軍事援護相談所を開設[289] 9.18　国防婦人会小田原支部(支部長新開千代)発会式,11月からモンペを着用[48,430] 10.1　産業組合青年連盟足柄地方連合,中野正剛による時局講演会を開催[290] 〃　片浦村米神産業組合,早生温州を市場へ初出荷[154] 10.16　国防婦人会足柄下郡支部(支部長長谷川エン)が結成される[20] 10.27　小田原旅館組合,陸海軍傷兵療養に施設を提供する声明書を発表[290] 10.━　国府津町,応召軍人遺家族授産場・託児所を設置[Ⅱ-395] 11.10　小田原町,国民精神作興に関する詔書奉読式を実施[290] 12.4　足柄下郡在郷軍人連合会下郡町村長分会・小田原町在郷軍人連合会,国防思想普及講演会を開催[430] 12.15　町吏員の年末手当のうち1割を国債で支給[430] 12.17　神奈川県内鮮協会足柄下郡支部,映画による教化慰安を実施[180] この年　小田原町内に429の10人組を組織[430] 〃　町内上水道普及率が43%となる[125] 〃　片浦村営簡易水道が完成[146] 〃　桜井村・前羽村,経済更生指定村となる[292] 〃　下府中村・下中村,農山漁村特別助成村となる[292] 〃　小田原郵便局,保険報国運動を開始[430] 〃　足柄肥料(株),昭和産業(株)と合併[362] 〃　箱根物産,アメリカの日本製品不買運動により輸出が伸びず[430] 〃　足柄下郡青年団員,農事共奨会を結成して,毎月研究発表会を開催[362] 〃　上府中村,出征軍人遺家族授産事業として軍用兎飼育と製縄・製莚・製蔟の機械化をすすめる[228] 〃　神奈川県内鮮協会足柄下郡支部内各分会に婦人部を設置,国防婦人会に入会[48,362] 〃　足柄村山王川耕地整理組合が発足[70]

1.17　旧小田原ホテル建築物,火災で焼失[73] 1.22　横浜乗馬倶楽部主催の県大会で,小田原乗馬倶楽部の金野正房・松尾貞治が優勝[430] 2.8　足柄上郡・下郡青年学校生徒連合演習(曽我村)を実施[290] 2.25　足柄上郡・足柄下郡・中郡曹洞宗寺院戦勝祈禱会,戦死者追悼会を足柄村玉宝寺で開催[35] 3.4　古口新吾,山県有朋公手択本1166冊を小田原町図書館に寄贈(特別集書「山県公文庫」)[114] 3.8　小田原町青年会連合会,時局青年団大講演会を開催[290] 3.16　国防婦人会前羽村分会,前羽村婦人会を組織し,会員へ加入を呼びかける[Ⅱ-392] 4.1　小田原夜間中学校,設置認可され,4月26日開校(初代校長は小田原中学校長林田政徳),1939年1月20日相洋中学と改称(現明徳学園相洋高等学校)[48] 〃　足柄尋常高等小学校第一分教場が独立し,足柄第二尋常高等小学校と改称(現市立芦子小学校)[48] 4.4　御濠端幼稚園が開園[48] 4.13　玉宝寺(足柄村)に軍馬慰霊塔を建立,除幕式[430] 5.5　小田原振興会・小田原町連合青年団,皇太子降誕記念神社参拝武装駅伝競争を開催[290] 5.━　足柄村国防婦人会・軍人後援会・軍人分会,共編で陣中慰問『あしがら』を創刊[289,430] 6.29～7.3　梅雨前線による豪雨,小田原地方各河川氾濫による浸水被害[15,177,228] 7.1　郷土雑誌「安思我里」創刊(～1940年1月)[114] 7.━　県立小田原高等女学校・新名高等家政女学校,裁縫奉仕・夏期勤労奉仕を実施[430] 7.～11.━　城址南曲輪の石垣復旧工事を実施[132,290] 8.8　文部省,小田原城跡125,972㎡を国の史跡に指定[117,124] 8.━　小田原ドレスメーカー女学院(現学校法人川瀬学園)が創立[101] 〃　小田原警察署管内神道・仏教・キリスト教各派,3教連合会を組織して思想善導をめざす[430] 9.17　足柄下郡仏教連合会,皇軍感謝銃後後援托鉢修業を開始[132] 10.23　愛国子供列車報徳号が小田原駅に到着[48] 11.15　学校報国団にグライダー訓練が課され,小田原中学校で練習を開始,19日酒匂滑空場開場式[57] 11.20　小田原ペン倶楽部,小田原駅前旭食堂で発会式(～1939年9月)[Ⅱ-416] 12.28　益田孝(90),大窪村掃雲台で没[35,362,430] 12.━　小田原報徳顕彰会,「報徳カレンダー」と佐々井信太郎「時局と報徳」を町内全戸に配布(～1939年1月)[48] この年　県青年学校専任教師会足柄下郡支部が設置される[48] 〃　小田原弦楽研究会(安野幸明指導)が発足[430]

1.11　厚生省官制を公布 1.16　第1次近衛声明 〃　閣議,物資動員計画を決定 2.1　人民戦線第2次検挙 2.6　大日本農民組合結成 3.1　綿糸配給統制規則を公布(初の切符制) 3.13　ドイツ,オーストリアを併合 3.31　支那事変特別税法・臨時租税措置法を改正公布 4.1　国家総動員法を公布 〃　国民健康保険法・社会事業法を公布 4.2　陸上交通事業調整法を公布 〃　農地調整法を公布 4.6　電力管理法を公布 4.22　物価委員会令を公布 5.4　工場事業場管理令を公布 5.19　日本軍,徐州を占領 6.9　文部省,「集団的勤労作業運動実施」について通牒(勤労動員) 7.9　物品販売価格取締規則を公布(公定価格制度の確立) 7.11　張鼓峰で日ソ間国境紛争 〃　県特高課,出版物・レコードの一斉取締り 7.30　産業報国連盟創立 8.3　県警察部,経済保安課を設置 8.13　相模兵器製造所開所 8.16　県,防空警報規程を告示 9.1　農林省,全国農家一斉調査を実施(初の農業センサス) 9.13　県失業対策委員会規程を制定 9.19　石炭配給統制規則を公布 9.30　宇垣外相,対支中央機関設置に反対し辞任 9.━　従軍作家陸・海軍部隊出発 10.27　日本軍,武漢3鎮を占領 11.3　第2次近衛声明(東亜新秩序建設) 12.16　興亜院官制を公布 12.22　第3次近衛声明(近衛3原則)